陸上の世界選手権大阪大会へ〜男子マラソン(福岡)2007/03/04 23:30

1)ハイレ・ゲブレシラシエ(ETH)2:06:52 4)奥谷亘(SUBARU)2:08:49(1:57) 5)諏訪利成(日清食品)2:08:52(2:00) 6)尾方剛(中国電力)2:10:48(3:56) 8)藤田敦史(富士通)2:11:50(4:58) 10)佐藤智之(旭化成)2:12:29(5:37)(順位/名前/所属/タイム/優勝者とのタイム差)【福岡】4位の奥谷亘(SUBARU)は2時間9分29秒以内で日本人トップの条件を満たし自動内定。5位の諏訪利成(日清食品)は日本人トップは逃したものの奥谷とは3秒差、おそらく代表入りするだろう。【優勝者など】優勝タイム、優勝者のネームヴァリューとも一番だろう。2、3位の海外勢も強かった。

陸上の世界選手権大阪大会へ〜男子マラソン(アジア)2007/03/04 23:30

1)ブバラク・ハッサン・シャミ(QAT)2:12:44 3)大崎悟史(NTT西日本)2:15:36(2:52) 4)入船敏(カネボウ)2:17:24(4:40) (順位/名前/所属/タイム/優勝者とのタイム差)【アジア大会】アジア大会での内定の条件は金メダル、大崎は2位と同タイムの銅メダルだった。タイムは選考レースの日本勢トップ選手の中ではもっとも遅いがドーハでのレースを考慮すればタイムそのものは度外視していいのだろう。但し、対戦相手優勝者のシャミの評価と3分近く離されたタイム差をどう考えるか。【優勝者など】アジアナンバーワンを決める大会だから敬意を表したい。カタールの選手といっても、東アフリカからの移籍選手で実質ケニア勢が相手だった。ドーハのレースだから完走率も低いから走り切っただけでもスゴい。ただし各国代表は2人。代表枠がもう少し多かったり、海外勢にもう少し歯ごたえがあったりしたら、金と銀の間の3分の間にまだ何人か食い込んでいたかもしれない。後半失速したが優勝者に果敢に挑んだ入船のチャレンジと、堅実に走った大崎とで明暗が別れた。大崎はアテネ五輪でも選考のテーブルに上った(東京日本人トップ)が落選した。出たがらないドーハのアジア大会で日本勢トップでメダルを取ったのだからポイントは高いだろう。

陸上の世界選手権大阪大会へ〜男子マラソン(別大)2007/03/04 23:30

1)藤田敦史(富士通)2:10:23 2)佐藤敦之(中国電力)2:11:16(0:53)  4)原和司(三菱重工長崎)2:12:44(2:21) (順位/名前/所属/タイム/優勝者とのタイム差)【別大】選考レースではあるが他のレースとは重要度が若干異なる参考レース(対戦相手なども)。皮肉にも日本勢が最も良いレースをした。選考レースの中で唯一日本勢が優勝した。藤田は最後まできっちり走りきった。なにより優勝への評価は大きいだろう。但し、追試(福岡8位)である点、その前回・福岡で先着、その後走っていない尾方との比較が難しくなってくる。【優勝者など】どんなレースでも優勝するというのは大変なことだ。海外勢は今イチだったかもれないが、潜在能力現役ナンバーワンの佐藤敦之を破ったのは大きい。実績は関係ないが、足底を痛めていなければ日本のエースは藤田敦史のはずだった。ケチをつけるとすれば「福岡ではダメだったじゃないか」という点か

陸上の世界選手権大阪大会へ〜男子マラソン(東京)2007/03/04 23:30

1)ダニエル・ジェンガ(ヤクルト/KEN)2:09:45 2)佐藤智之(旭化成)2:11:22(1:37) 3)入船敏(カネボウ)2:12:44(2:59) 4)林昌史(ヤクルト)2:15:28(5:43) (順位/名前/所属/タイム/優勝者とのタイム差)【東京】雨と冷え込みで厳しいレースだった。日本人が優勝した別大を除けば優勝者とのタイム差が少なかった。後半の落ち込み(7.195km)は選考レースの中で最も少なかった。代表選出で難しいのは別大の藤田同様、福岡で敗退した後のリターンマッチだった点。【優勝者など】ジェンガは強いよ。ケニア陸連の不可解な選考で五輪の経験はないが、シカゴでは高岡と同タイムで高岡に勝っている。ムラなケニア勢と一線を画す大和魂をもつケニア選手。雨と冷え込みはケニア選手の能力も割引となるが、ジェンガには当てはまらないだろう。東京のコースは意外に難しいかも。自らレースを動かして押し切った。意外に早く勝負が決まってしまったのは他の選手が、ジェンガのスパートに意表を突かれ、勝敗のタイミングを逃してしまったから、その中で佐藤は粘り強く2位に浮上したが、アジア大会で苦杯をなめた入船がここでも陰の功労者。結果的に佐藤のペースメーカーになってしまた。

陸上の世界選手権大阪大会へ〜男子マラソン(びわ湖)2007/03/04 23:30

1)サムソン・ラマダニ(TAN)2:10:43 6)久保田満(旭化成)2:12:50(2:07) 7)阿部祐樹(三菱重工長崎)2:13:47(3:04)(順位/名前/所属/タイム/優勝者とのタイム差) 【びわ湖】久保田のタイムは5つの選考対象レースの日本勢トップ中で4番目。高速決着だった福岡の11位松宮、別大4位の原、東京3位の入船にもタイムでは遅れをとっている。但し、レースごとに流れや気象条件も異なるのでタイムはそれほど問題にはされないだろう。レース全体の質と久保田のレース内容がどう評価されるのかが興味深い。【優勝者】タイムこそ見栄えしないが、中身は濃かった。スパートの応酬。キプラガト、トロッサ、ラマダニの3人はいずれも優勝経験を持ち、勝負師タイプのランナー。高めの気温となるとアフリカ勢の優位性は更に高まる。38キロ付近からは手に汗を握る展開だった。優勝したラマダニは二枚腰どころではない、三枚腰、四枚腰。恐れ入った。