ジャンプ2題 ― 2009/01/25 14:20
24日、国内ではUHB杯(札幌・大倉山、K=120)。カナダでは来年のバンクーバーオリンピックの会場でもあるウィスラー・オリンピックパークでワールドカップ個人第16戦が行われた。■国内戦で実績を積み上げた岡部孝信の世界再挑戦が注目されたW杯。前日の予選もクリア(ゼッケン10番と早いスタート)。本戦は8番スタート。2本目に進んで17位。“ワールドカップ”でポイントを獲得した。W杯は雰囲気も違うし、選手間の差も僅か、密度が濃く、小さなミスも大きく響く。上出来だ。日本勢は葛西紀明が9位とシングル順位。今回は飛距離で10メートル開いたが居場所を獲得していけば流れとともに上位に迫っていける。■17時間前の日本で優勝したのは東輝。夏場には右足のくるぶし手術の影響で飛べず、全日本の強化構想からも外れていた。そんな中で国内残留最年長で優勝を勝ち取った。23歳社会人2年目の小山内佳彦(おさない・よしひこ、東京美装)の社会人初優勝、22歳の遠藤友晃(明治大学)の学生での制覇を阻んだ。複合の高橋大斗が4位と“専門”の選手たちを脅かした。■復活の兆しを見せる長野の金メダリスト、船木和喜は、W杯遠征メンバー不在の中で、存在を示すため自らにプレッシャーをかけたが、気象コンディションにも恵まれず、またその対応にもわずかなズレもあり8位に終わった。■今季W杯優勝の湯本寿史、UHB杯2位の小山内はともに「バッケンレコードを越えて」の金子祐介選手の姿に刺激を受けたチームの後輩。小山内は大学も日本大の後輩でもある。■岡部38歳、東37歳、葛西36歳、恐るべし。
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