藤田光里が史上最年少、最小ストロークで優勝2009/06/06 00:00

ゴルフの北海道女子アマチュア選手権で中学3年の藤田光里が初優勝。最年少優勝の記録を塗り替えた。2位は中2で妹の藤田美里で姉妹でワン・ツー。3位も中2の山戸未夢と上位を中学生が独占した。初日首位タイと好発進した山浦麻依子、平野童子、高林里実の大学生が4位タイ。平成13年の優勝者、三島菜津子が7位で続いた。■藤田はこの大会小5で初出場し39位タイ、小6で18位、中学3年間は3位、2位と来ていた。今回は「次は優勝だね」「ホームコースでの大会」などと声をかけられるたびに「ドキッとした」そうで、初日から緊張していたという。2日目のフロントナインがまずまずだったが、「初日は緊張していてどんな良かったのか悪かったのかよく覚えていない、2回目の後半は少し気持ちが抜けてしまった」と振り返った。良いスコアを出しても最終日崩れることのないようにという課題は、「最後は思い出したくない」と18番で短いパーパットを外し75で最終日のプレーは納得いかない様子だった。■これまでの最年少記録は三島菜津子が北海道尚志学園2年で優勝したときのもの。中田美枝も高校2年時に優勝しているが、藤田は2年も更新するものだった。■この日のベストスコア73で姉を追い上げた2位の藤田美里は、昨日までの差が大きかったと池ポチャ、OBなどミスを犯した前日までを悔しがった。小学生の頃から身長も飛距離も先を行く姉を「対等」に追いかけてきた美里。今年は身長も追い越し、練習ラウンドや中学生の大会では「勝っていた」のに目標の大会で姉を捉えられなかった。最終日はワンピンくらいのチャンスにつけながらバーディを逃したホールが3、4ホールあった。またパーオンを逃したホールは殆どボギー。グリーンを狙うショットとアプローチ&パターをもっと磨きたいと決意を新たにしていた。■第41回北海道女子アマチュアゴルフ選手権(6/3-5、苫小牧市・エミナゴルフクラブ南コース)優勝:藤田光里219(72-72-75)+3、2位藤田美里224(74-77-73)+8、3位山戸未夢225(73-76-76)