消えた時間2010/04/07 02:31

時間は同じように流れているのか・・・。痛みに耐えているとき、楽しい時間をすごしているとき、流れる時の速さに違いを感じる。■午前0時3分。この電車に乗らないと家に辿り着けない。職場から駅まで10分。午後11時50分にはオフィスを出たい。■午後10時台、その日、できる仕事に追い込みをかける。午後11時、会社を出るまで50分もあるのだが、不思議なくらい、時間の経過が速い。追い込みをかけた仕事が片付かない。気づいたら午後11時30分。まだなんとかなる。パソコンを閉じる。ケーブルを巻き取る。書類を引き出しに仕舞う。同じように残って格闘している同僚に声をかける。「君はまだ頑張るのかい」「ええ、私の方が終電に少し余裕がありますから」「そうか、では先に失礼するよ」。ブリーフケースをもってエレベーターホールに早足で向かう。腕時計を見る。午後11時50分。まずい。エレベーターの扉が開くチャイム。扉が閉じ、やがて開く。ロビーを駆け足で。ガラスに水滴。通用口のエントレンス。「ちぇっ」と舌打ち。強くはないが雨。■夜のバーで深夜0時半ころから深夜2時くらいまで気づかぬうちに過ぎていることがある。夜、時間を食うヤツがいる。■駅まで走り、終電をキャッチ。深夜のバーにいる時間を食うヤツは午後11時のオフィスにもいるみたいだ。