小掛照二さん2010/05/12 01:22

訃報が届きました。日本陸連名誉副会長で三段跳び元世界記録保持者の小掛照ニさんが9日夜、東京都内の病院で亡くなられたそうです。77歳でした。織田幹雄、南部忠平、田島直人で日本が3大会連続の五輪金メダルを獲得した「お家芸」三段跳びの継承者というだけでなく、現役引退後は日本陸連の強化委員長、副会長として日本陸上界の発展に尽力されました。南部陸上や北海道マラソンの創設に中心的な役割を果たし北海道の陸上界においても恩人といえる存在です。

北海道ハイテクAC2010/05/12 01:23

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53歩②2010/05/12 15:54

調子に乗って(いい気になって)福島千里選手の歩数に関する続報を記します。5月8日(土)の国際グランプリ陸上女子100メートルで福島選手は53歩目が決勝線の2、30センチほど手前でした。シューズ片方分くらいです。従ってフィニッシュは53歩から重心を前に傾け54歩目に移行したところでした。殆ど53歩ですね。▼接地足の上に上体がある姿勢を基準にした53歩目までの終盤の20歩に要したタイムは4秒19(誤差±0秒03)でした。08年広島・織田陸上、09年鳥取、10年織田陸上の4つのレースすべてに共通していた4秒09という所要時間より約0秒1、多く時間を要しています。移動距離は計測できていませんが、おそらく移動距離は長くなっていると考えられます。20歩進むのに必要とした時間は増えていても、移動距離に対するタイムは同じか短縮していると考えるのが妥当でしょう。▼あくまでも机上の計算ですが、終盤20歩の所要時間が日本記録を出した時と同じ4秒09だったとしたらフィニッシュタイムは11秒17前後。11秒1台が実現していたことになります。▼ピッチ(スイングスピード、足の回転速度)が減速した要因はオーバーストライドによるものか、疲労なのか、それとも競り合いで生まれた心理的な影響なのかどうかは不明です。トップで「スーッ」と駆け抜けてフィニッシュしたレースと「固くなった」かもしれないというレースとで微妙な違いがあるのかもしれません。▼今回は歩数は減らしたが、回転速度はやや減速していたことになります。目指すレース像の完成には至っていなかったのかもしれません。それでいて向かい風で11秒2台ですからね。減速しないで52歩くらいはいけそうなので、現段階でもかなりの記録が実現可能な予感がします。因みにベロニカ・キャンベル・ブラウンは51歩目でフィニッシュしていました。▼100メートルは短いレンジですがその中にいろいろな組み立てがあるのでしょう。五輪や世界選手権で決勝に進出していく選手は、ラウンドごとに変わるメンバー構成やレース展開によって、自在にコントロールできる高い能力も備えているように感じます。なかなか奥が深いですね。まあ、小細工せずに圧倒的なスピードでいけるところまで行くスタイルが好きなのですけどね。最速を追い求めてほしいものです。