初めての試み/陸上日本選手権1日目2010/06/05 00:20

きょうのMVPは福士。きょう最良の話は北風の予選通過と笑顔。◆スポーツ観戦の楽しさは空想を巡らすこと。予測をして的中したり裏切られたり。現実の不思議を知る楽しさだ。きょう1つの(いや2つかもしれない)予想が外れた。福島選手が予選にも関わらず新記録を出すのではないかという浅はかな予想だ。予選にも関わらず記録ラッシュ!となれば初日から火が点きますよね。◆予想は外れたが新しい事実も知った。ワンデイイベントでは経験できないことを今回の日本選手権でチャレンジしているらしい。なんと強かなことか。◆その試みとは調整方法。福島選手は今までとは違う方法で試合に臨んだというのだ。通常は試合から逆算して数日前に「刺激」といわれる練習を行い、コンディションを完成させて試合に臨む。しかし、今回は刺激を入れていないというのだ。ミックスゾーンの短い時間には詳しく聞けなかったが、「今回、初めて刺激を入れず、(予選、準決勝という)レースを刺激に変えてベストの状態にしていく方法を試している」というようなコメントをしていた。競技者は試合で最高のパフォーマンスをするための調整方法を持っている。それを崩して試合に臨むのは勇気がいることだ。良かったときの過去のやり方を捨てられずルーティンにのみ拘り、形だけを繰り返して前に進めない、変れない者も多い。◆初日を終えて、福島選手は納得いっていない様子だった。それはそうだろう、想像だが、ビュンビュン走れて気分が乗っていくのが好きなはずだ。予選を終えてのコメントも「思ったより悪かった」「イメージより走れていない」というようなものだった。◆「あす、いい状態にしたい」と力を込めた。現実の不思議さを明日、知ることになると期待している。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
長野五輪(1998年)のスキージャンプ個人ラージで日本のメダル獲得数は?半角数字1文字で答えて!

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kondahomare.asablo.jp/blog/2010/06/05/5139092/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。