成功意欲と責任感2010/06/10 03:23

陸上の日本選手権が終わっても、ずっと今回のことを考えていた。このブログにもいろいろ書きとめようと思いながらも、まとまらず、書いては消し、書いては消し、という作業を繰り返している。■6月9日の北海道新聞夕刊に載っていたプロ野球解説者の白井一幸さん(日本ハム元ヘッドコーチ)の記事が目に留まった。「緊張感のコントロール」という見出しがついて、イチローのルーティンや深呼吸の効果を紹介しながら緊張を味方につける重要性を記述している。■特に目を引いたフレーズは「緊張感のコントロールは難しい」、そして「成功意欲の高さ」と「責任感の強さ」を緊張感が生まれる要因として上げている点だ。確かに責任も意欲もなければ緊張することはそれほどない。■日本選手権での福島選手には、ファンや周囲の期待に応えたい、女短を盛り上げたいという責任感があり、好成績への手応えを感じ、強い意欲で臨んでいたに違いない。それが試合になってみるとイメージとの乖離があった。緊張感が高まる中でいくつかの小さな「?」マークが不安に変わり、迷路に迷い込んでいったのではないのだろうか。そんな中での優勝と2位、もともと高橋萌木子選手も日本チャンピオンを争うに相応しい選手、最終日は心理的にも自己を追いつめ、レースに臨める状態ではなかったという。それでもあそこまでやれるのだから改めてレベルの高さを感じた。因みに今回の100mの歩数は予選51歩目。準決勝52歩目。決勝54歩目。

メンタルとフィジカル2010/06/10 23:38

まじめさ、ひたむきさが災いした。自分を責め過ぎ、理想をもとめ追い込みすぎたのか。■ブログを何度も書き直した中で、書こうとしていたのはメンタルとフィジカルの関係。メンタルはフィジカルと無関係ではないと思っていることが上手く文章にあらわせない。精神面から崩れていったと見られる多く場合、体調面にも問題を抱えているケースが多いのではないかという仮説だ。体調とはケガや痛みなどとは限らない。今回考えたのがコンディショニング。特にピーキングについてだ。成功したのか、失敗したのか、本当に体調が悪かったのかどうかは分らないが、選手自身は「いつもと違う」「おかしい」と感じてしまった節がある。■おそらく感覚が研ぎすまされている選手が、理想を求めるあまり、僅かな感覚のズレさえ不調と感じてしまったのではないか。不安は焦りとなって過緊張を招き、思考から疲労が蓄積していく。動きもギゴチなくなり、そのことがまた緊張を呼ぶ。集中力を高めるのにもエネルギーの充実が不可欠だが、覇気が減衰していると集中ではなく神経質な状態(怯え)になりかねない。■4月下旬からの6週間の過ごし方は難易度が高かったと思う。まじめで全力を尽くすタイプの選手が、日本記録レベルのレースを繰り返し、ピークを維持、もしくは上昇させるのは大変難しい。

日本選手権開催中のつぶやき抜粋2010/06/10 23:38

■期間中の呟き抜粋を羅列する。▼瀬戸内気候、湿気が少なくカラリとしている…が、札幌生活約20年の身には暑い▼プレスルームなうきょうは民主党代表選中心。スポーツは淡々と取材を進める。▼日本選手権始まる、女子200メートル、1組は萌木子、2組福島無難にトップ通過4人が23秒台をマーク。#tfjapan▼福島千里23.66 高橋萌木子23.75 市川華菜23.75 和田麻希23.92 荒川24.02 渡辺24.03 #tfjapan▼きょうのMVPは福士加代子選手かな、結果的にペースダウンしたけどハイペースで突き進んだ。▼福島選手の速いワケではなく語り口が遅い理由につて考えている…思い当たる節がある。▼思慮深さ、発言の影響力や誰に話すべきかを慎重に考えているのではないかな、考えていないのではなく考えすぎている。▼新たな試み、意図的か、事情があってそうせざるをえなかったのか。▼寺田、快調に予選通過13秒09▼サブトラなう入念にアップ▼北風、決勝進出!!▼早狩さん、独走しています。#tfjapan▼女子100m福島11秒38 高橋萌木子11秒53 記録誕生の予感、一夜で0.2秒、2時間で0.15秒短縮可能か・・・#tfjapan▼このあと決勝種目が続く、好レースが増え、会場が盛り上がれば記録誕生に好影響を及ぼすだろう!▼早狩が大会5連覇#tfjapan▼室伏が登場してきた#tfjapan▼女子100m決勝、1を空け、2世古、3北風、4福島、5佐野、6高橋、7渡辺、8和田、9岡部、午後5時50分スタート。#tfjapan▼錯覚の妙、11秒30で優勝、2位も3台…これって日本一を決める戦いにふさわしくない?ちょっと前なら日本女子短距離!世界が見えた!位の勢いで伝えられたはず…そんなハイレベル試合を物足りなく感じさせるのは福島選手の凄さの証明でもある#tfjapan▼きょうのMVPは藤光、室伏、早狩、迷うがやはり福島かな。▼オレは30でも凄いと思っている、ナショナルチャンピオンでっせ▼コンサドーレはドロー、ファイターズは逆転1点差負け…ため息▼北海道ハイテクACの皆さん競技場に到着(除く200組)、きょうは女子100mHに寺田選手、女子200mに福島選手、そして男子100mに仁井選手!が登場します!!大会の注目は男子やり投の村上選手♪▼陸上の日本選手権はこれまで秋なら9月最終週、春なら6月最終週くらいの開催だった。今年は6月第1週で春シーズンが終わってしまう。春のサーキットからの間隔はどうなのだろ。このあとは欧州遠征か、早くも夏合宿?高校生の出場が少ないのも日程の関係かな?▼今年の日本選手権が課したものはピーキングか。▼国際GP大阪から4週間、神戸、織田あたりから2、3週間転戦する春のサーキットから一連の流れで闘うのは無理。レストを入れる、ミニキャンプをはるのも微妙。