ステップ‐バイ‐ステップ【step by step】2010/09/06 01:00

陸上の四大陸対抗戦、コンチネンタルカップの成績を眺めている。記録や順位を見ながら「なかなか一足飛びにはいかないものだなぁ」と感じている。「もう少し良くても」と期待していた点はあるが「これが妥当なのでは・・・」とも。■アメリカ、アフリカ、ヨーロッパのチャンピオンが並び、順位が決する「ファイナル」の経験は貴重だ。五輪や世界選手権を経験していたとしても、それはヒート(予選)やクオーターファイナル(準々決勝)などだろう。その空気も違っただろうが、ファイナルとなれば更に空気が違うはずだ。「知らない強み」で大仕事をやってのける場合もあるが、多くは「場違い感」、異様な空気に圧倒されて、本来の力を出し切れずに終わるケースが多いものだ。今回、大陸対抗の選抜、1発勝負とはいえ、ファイナルの空気の中に身を置けた。これは大きいと思う。世界のトップが勝敗が決する同じ場所にいることが大きい。■女子100メートルの福島のケースで言えば、前回のスイス遠征についても地元選手相手に優勝したレース以上に、シローン・シンプソン(ジャマイカ)やケロン・スチュワート(ジャマイカ)らと競いあった3位のレースに価値の高さを感じるのだ。あのレースは端っこのレーンだった。今回は3レーンだった。■本来の力が出ていなかったとしても悲観することはない。そう簡単にいくものではないのだろう。この空気を体感して、心身の状況をイメージに焼き付け階段を上っていくことで、また、更に高いところに立てるはずだ。借りてきた猫を卒業して獲物を追うヒョウになる日は必ず来るはずなのだ。

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