インドがワン・ツー/女子1万M2010/11/21 19:27

福士は4位、吉本は5位。アジア大会で。■記憶が定かではないが、日本の文部科学大臣にあたるインドの閣僚は、かつて女子400、800メートルで活躍した方がではなかったか。橋本聖子さんがオリンピックの団長であるような感じか。インドの2選手は自己ベストを出して上位2つのメダルを獲得した。【観戦評】マラソン世界チャンピオンの白雪(中国)、アフリカ出身と思われるバーレーンの2選手がメダル争いの相手と予想してか、日本勢、特に福士は「勝つため」のレースを心がけていたように見受けられた。吉本と互いに先頭を引っぱりあい、中盤からは小刻みに揺さぶりをかけたり、相手の動向を見極めラビット役に陥らないよう給水をしながらコースを外れたり、「策略」も練った。マラソンに強い耐久タイプに有利な気象コンディション。最も警戒が必要な白雪は振り切ったが、じっと集団の中で流れに身を任せていたインド勢に足下をすくわれた形だ。結果的に「無駄な動きが多かった」。余裕を見せすぎたか?策に溺れ、穫れるメダルを逃した印象が強い。昨年の国際千葉駅伝の学生選抜アンカーで区間賞に輝き急成長の注目株、吉本ひかりも果敢なレースだったが、ビルドアップ&切れ味勝負の終盤に伸びを欠いた。(取材に基づかない感想)(午後8時加筆)【追記】この日、行われた女子3000m障害で早狩実紀が銅メダルを獲得した。