歴史と偉業2010/11/27 16:45

「磯崎公美さん以来の女子200メートル金メダル!」福島千里選手がアジア大会で短距離2冠に輝いたとき、実況アナウンスなどで登場したフレーズと名前。磯崎選手は1982年のインターハイ個人3冠、同年のアジア大会(ニューデリー)で4冠(200、400、400R、1600R)に輝いた。陸上短距離界のスーパーヒロインだった。私にとってはほぼ同世代だけに、懐かしさド・ストライクゾーンだ。■福島2冠、翌日の北海道新聞の記事には伊藤佳奈恵さんのコメントが紹介されていた。伊藤さんは女子100メートルの元日本記録保持者。現在、福島選手のコーチでもある北海道ハイテクACの中村宏之監督の指導を受けていた北海道出身のスプリンターで、私が北海道に住み始めた頃、恵庭北高、北海道教育大のユニフォームを着て活躍。北海道から世界に挑んだ。女子短距離の成長に感慨深げだったとある。■北京五輪、56年ぶりの女子100メートル出場に、福島は「挑みつづけた先輩たちに感謝する」と話していた。世界から閉ざされていた空白の時ではなく、その陰にある戦い続けた人たちの尊い姿を感じとっていた。歴史の扉が開かれるとき、挑み続けた者たちの偉業をも甦らせる。【訂正】磯崎さんのお名前を間違えていました。「どストライク」なのにお恥ずかしい・・・。コメントいただいた「Usha99」さんはじめご指摘ありがとうございました。