充実した日々/福島千里2010/12/07 17:43

「忙しい」とか「ハードスケジュール」とか、そういう言い方はよくないですよね。ーアジア大会陸上短距離2冠の福島千里選手は冷めることのない福島フィーバー、取材攻勢についての「大変でしょ?」などという質問に何と答えたら良いのだろうと思案気に報道陣を逆取材。確かに反響の大きさには「びっくり」しているけれど、「とてもありがたい」ことでもある。「大変だ」とか「困る」など否定的に感じたらバチがあたる。■いくつかの案が出された後、「充実している!」というのはどうでしょうという提案があると、「良いですね」。という訳で以後、近況を聞かれると「充実しています」と答えるようになった。■6日、北海道陸上競技協会から特別勲功賞を受賞した。翌7日には特別賞を受賞した北海道新聞スポーツ賞の贈呈式に出席と相変わらずの「充実」ぶりだ。■地元・北海道ではスポーツ界を代表する存在として野球の「斎藤佑樹」投手や母校「帯広南商業高校」のバレー部や「高木美帆」選手についてもコメントを求められる。7日には贈呈式に同席した札幌山の手高校女子バスケットボール部へのアドバイスを求められ、「もう既に素晴らしい成果を上げられているじゃないですか?」「私が何か言うレベルじゃありませんよ」と謙遜する。■「北海道のスポーツの盛り上がりを引っ張っていって!」とのお願いに「私よりも野球もサッカーもスケートも・・・それだけじゃなく、名前を上げられないほどの色々なスポーツやスポーツ選手がいますよ」と多くのアスリートに敬意を示す。そして、北海道のスポーツ界の盛り上がりについて福島選手自身がやれることは「競技で結果を出すことを目指します」と締めくくった。◆画像はバンクーバー五輪スピードスケート銀メダリストの長島圭一郎選手や田畑真紀選手、穂積雅子選手らも表彰された贈呈式で。シーズン中の選手に代わり出席者はご家族。