ママさんアスリート2011/02/01 01:55

30日に行われた大阪国際女子マラソン、ホクレン所属の赤羽有紀子選手が見事な優勝を果たした。以前はマラソン会場に必ず姿を現す男と言われていたこともあった私だが、最近は大会行脚もすっかりなくなってしまった。■この日は、テレビ観戦。その合間を縫って午前と夕刻から夜まで、とある場所で、ある注目の女性アスリートの様子を見ていた。来シーズン復帰を表明していて、かつてアイドル級の話題にもなったミセスだ。■赤羽選手もお子さんがいて世界選手権やオリンピックを目指すが、この日、私が見た氷上にいる選手たちも、復帰後はオリンピック再出場の可能性だってある。■東京国際女子マラソンの初代チャンピオンのジョイ・スミスさん、大阪国際女子マラソンのリタ・マルキシオさん、海外にはミセス、ママさんは当たり前だった。■北海道マラソンの規模をどうとらえるか判断の分かれるところだが、日本の経産婦の主要マラソン優勝は田中千洋選手が2003年の北海道マラソンで達成している。田中選手は赤羽選手に更新されるまでマラソンの経産婦日本最高記録をもっていた。田中選手は女子ランナーから尊敬され、人気も高い。■東京マラソンには土佐礼子さんが出場するとも聞く。ママさんアスリートの活躍に期待だ!!(21:40追記)

待ち望むファンの思いも乗せて2011/02/03 11:27

前回のブログで「とある選手」とはカーリングの小笠原歩選手、船山弓枝選手。ソルトレーク、トリノに出場した2人は結婚、出産を経て、去年秋、吉田知那美選手が加わった新チーム発足を発表、来年度の本格復帰を目指している。黒星先行から強豪を次々と倒し旋風を巻き起こしたトリノの印象もあって、全国にいる多くのファンが本格復帰を待ち望んでいる。■昨秋復帰を表明したのにはワケがあった。復帰への道筋、サポート態勢は整っていったが、復帰を表明したからといって競技者としてすぐに氷の上に立てる訳ではない。それには準備期間が必要だ。トップシーンを経験している者だからこそ戦う準備の大切さを何よりも知っている。その準備に着手しようにも、知名度の高い2人が動けば周囲も騒がしくなる。きちんとした形で皆さんにお知らせをして、復帰に向けた活動に理解を求めるのも理由の1つだったようだ。■先日参加したのはカーリングの裾野を広げる札幌市内の大会。マラソンでい言えば市民ランナーが参加するレースのようなもの。担当者が取材をお願いしたところ大げさになることを心配されたのか、復帰に向けた調整具合も「準備にとりかったに過ぎないので、まだまだお見せできるものではありません」と謙遜。インタビューなどはせず大会の様子を収録させていただくことのみお許しをもらった。■現時点では結果や調整具合は大きな問題ではない、夢に向かって動き始めている姿を見せてもらえただけでも嬉しい思いがした。現状はともかく2日間で8試合を経験し、確実に復帰へのステップを上がっているというのも間違いない。■札幌国際大学(前チーム常呂高校)がユニバシアードで4強入りのニュースが届き、来週は北海道・名寄で全日本選手権も開催されるとあってカーリングの注目度も上昇中。2012年には札幌に通年型のカーリングホールが完成予定だ。2014年のソチ、その先の2017冬季アジア大会。そして2018年五輪・・・もっともっと盛り上がりをみせるのには選手たちの活躍が不可欠だ。

アナ時代2011/02/05 15:50

テレビに映るのは苦手でした。ラジオで3年半ほどやっていたことがありました。しゃべりそのものはラジオ時代の顔の映らないもの、ブースの中で行うものが好きでした。テレビ時代も「カゲアナ」という声のみの出演が好きというのは変わりがありませんでした。スポーツ中継は顔が映らず選手や試合内容を如何に全面に出すかがテーマですから、アナは「カゲ」に徹するので取り組みやすかったように思います。「出演者は目立たなければダメだ」などという言葉にムッとしたものです。担当するものによるんですけど、今でも基本的には変わっていません。そんな私ですが、今は人を画面の前に立たせる、テレビに映してしゃべらせる(時に強いている)ようになっているのですから・・・。

メディアができること2011/02/06 00:32

5日、北海道内で放送された陸上女子短距離の福島千里さんの番組を見た。仕事となると、なかなか自分の嗜好どおりにはいかないが、見るのも読むのもドキュメンタリー、ノンフィクションは好きな方だ。こうした番組はもっと見たいのだが、なかなか王道を歩めないような印象も受ける。それだけに、こうした取り組みをしているスタッフ、テレビ局をみるとうらやましくも思う。■きょうまで感想などにも触れることさえできなかったが、昨年末に放送された石川県立門前高校「女子ソフトボール部」を取材した長編ドキュメンタリー「私たちの時代」はあまりにも強烈だった。うまくコメント、感想を差し挟むことはできないが、心のざわめきは未だに収まっていない。■テレビの魅力の1つに魔法の水晶玉の様に遠くのモノを映し出してくれる点がある。かつてメディア論の講義で「戦争を生中継する時代がくる」と教えられ、テレビの特性はニュースとスポーツに活かされると聞かされたことがあった。確かに北海道に居ながらにして、連日、沖縄の斎藤佑樹投手の様子を知ることができるし、湾岸戦争の時には空爆の様子をテレビ画面から知ったし、今もエジプト・カイロのニュースがほぼリアルタイムで伝わってくる。■遠くのモノを即時に映し出す、ただ、それだけではないと思っている。放送には放送する必然がなければならない。そのときには気づかなくても。テレビにはこういうことができるのだと胸を張って言える歩みを続けたい。

11秒3台2011/02/06 01:20

高橋萌木子選手がインタビューに答えている場面があった。驚いていた。福島千里選手が2008年4月の織田記念陸上で優勝した時のことについて「日本人が11秒3台で走るのを見たのは初めてだったので凄く驚きました」と。高橋選手は福島選手が「速いことは知っていた」。その高橋選手が受けた印象。リアリティがあった。5日に北海道テレビ(HTB)で放送された「すぅーと走って10秒台」で。

伊東大貴今季日本勢最高5位2011/02/06 02:01

スキージャンプのワールドカップは5日、オーベルストドルフ(ドイツ)でフライング選手権第3戦を兼ねた個人第23戦を行い日本の伊東大貴(雪印)は1回目195m、2回目205mを飛び5位に入った。これは今季の日本勢最高の成績。葛西紀明(土屋ホーム)、湯本史寿(東京美装)がともに18位、栃本翔平29位とW杯ポイントを獲得、竹内択(北野建設)は2回目に進めなかった。■また、ブロッテローデBrotterode(ドイツ)では今季冬では日本勢初参戦となったコンチネンタルカップ女子個人第14戦が行われ伊藤有希(下川商業高1年)が7位。高梨沙羅(上川中2年)12位、渡瀬あゆみ(神戸クリニック)13位、葛西賀子(日本空調S)21位だった。

頭が疲れる2011/02/06 16:27

きょうもテレビでマラソン観戦。6日の別大マラソンはモロッコのアハメド・バダイが2時間10分15分で優勝、2位にダニエル・ジェンガで、3位が前田和浩だった。■テレビで宗茂さん、森下広一さんが解説していたが、「マラソンを難しく考え過ぎ(宗さん)」「迷っていると消耗する(森下さん)」というような話をされていた。脳みそからも疲労や身体の硬直はくるということなのだろう。■スキーの日本代表コーチにお話を聞いたことがある。近年はメンタルトレーニングは当たり前で、ポジティブなイメージ作りをしているのだが、選手たちはフィニッシュまでで終わらせているケースが多いという。それでは足りない。例えばフィニッシュのあと、成績を見る、ゴーグルを外す、喜びを表現する、インタビューを受ける(または待ってもらう)くらいまで続けたほうが良いとのこと。表彰式を待つ、表彰されるというのもやっておこう。頭が疲れないないために。ポジティブなイメージが途切れないために。■そういえば(本当かどうか分からないが)現役時代の森下広一選手は優勝インタビューに答えている姿をイメージして苦しみを越えていったと紹介しているものがあったように記憶する。

伊藤有希4位2011/02/07 05:29

女子ジャンプの伊藤有希(下川商業高1年)はコンチネンタル杯今季自身2戦目は4位。上位3人はコンチネンタル総合の1〜4位(3位は不出場)。世界ジュニアでのメダルで流れを掴んだのか。■高梨沙羅9位、渡瀬あゆみ10位、葛西賀子12位だった。■このあとコンチネンタル杯はポーランドのザコパネ、オーストリアのラムサウと続く。そして、今季最大のイベントがオスロ世界選手権。

スキージャンプ団体2011/02/08 20:02

時間が経過していますが忘れないように。今月日本ジャンプ陣が2つの国際大会で団体の金メダルを獲得した。冬季アジア大会(船木和喜、佐々木悠兵、渡瀬雄太、吉岡和也、2日)、冬季ユニバシアード(細田将太郎、原田侑武、鈴木翔、3日)。吉岡は個人でも金メダル!

日本選手権開幕/カーリング2011/02/08 23:11

北海道名寄市で日本カーリング選手権が8日、始まった。8チーム(男女合わせて16チーム)がリーグ戦を行い、その後、プレーオフ形式の決勝を行う。注目の女子はバンクーバー五輪後勢力図が大きく変わった。リザーブ(5th)を含めた3人が残っているとはいえ、ポジション構成が大きく変わったチーム青森も別のチームになったと言える。本橋麻里がスキップを勤める北見のロコ・ソラーレは北海道選手権を勝ち上がってきたが、どこまで戦えるのか・・・。現状ではチーム力がもっとも充実しているともみられている札幌国際大学(前チーム常呂高校)がジュニアや学生の国際大会との兼ね合いで日本選手権不在とあって、大混戦、どこが優勝戦線に踊り出ても不思議ではない。中部電力あたりが新チャンピオンとして名乗りを上げることも考えられる。大会は13日まで行われる。