メディアができること2011/02/06 00:32

5日、北海道内で放送された陸上女子短距離の福島千里さんの番組を見た。仕事となると、なかなか自分の嗜好どおりにはいかないが、見るのも読むのもドキュメンタリー、ノンフィクションは好きな方だ。こうした番組はもっと見たいのだが、なかなか王道を歩めないような印象も受ける。それだけに、こうした取り組みをしているスタッフ、テレビ局をみるとうらやましくも思う。■きょうまで感想などにも触れることさえできなかったが、昨年末に放送された石川県立門前高校「女子ソフトボール部」を取材した長編ドキュメンタリー「私たちの時代」はあまりにも強烈だった。うまくコメント、感想を差し挟むことはできないが、心のざわめきは未だに収まっていない。■テレビの魅力の1つに魔法の水晶玉の様に遠くのモノを映し出してくれる点がある。かつてメディア論の講義で「戦争を生中継する時代がくる」と教えられ、テレビの特性はニュースとスポーツに活かされると聞かされたことがあった。確かに北海道に居ながらにして、連日、沖縄の斎藤佑樹投手の様子を知ることができるし、湾岸戦争の時には空爆の様子をテレビ画面から知ったし、今もエジプト・カイロのニュースがほぼリアルタイムで伝わってくる。■遠くのモノを即時に映し出す、ただ、それだけではないと思っている。放送には放送する必然がなければならない。そのときには気づかなくても。テレビにはこういうことができるのだと胸を張って言える歩みを続けたい。

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