ロンドンまで500日2011/03/15 23:30

2012年のオリンピックまで500日という節目の日。そんな企画を考えていたが、放送することはなかった。■東日本大震災の被害は甚大。悲しい事態はまだ継続中だ。近親者や友人を亡くした方もいるだろう。今も不安や危険に曝されている人もいる。人的被害を受けた地域の人たちは勿論、多くの人が様々な形で打撃を受け、傷ついている。無力感、失望感に苛まれている人もいる。それはスポーツ選手、スポーツ関係者にも多い。■施設面の安全が確保されるなど、もしできうる環境ならば、スポーツ選手にはスポーツをやってほしい。胸が痛み、そんな気持ちになれなくても自分の仕事に力を注いでほしい。■傷が深く、試合に臨めないなら欠場しても構わない。ただ、自己のフィールドに立つことを目指してほしい。立てる者で試合をしてほしい。大会を中止して、スタジアムを閉めてしまわないで欲しい。■勇気や希望、元気を与えられなくても。スタンドに客が1人も来なくても、それでもスタジアムの扉は開けておいてほしい。スポーツ選手にはスポーツをやっていてもらいたい。それがあるべき姿だと思う。選手自身が苦しみを越える方法でもあると思うから。