1つ1つやるだけ2011/03/17 00:24

15日に帰国した日本スピードスケート界のホープ高木美帆選手に聞いた。11日の地震はドイツ・インツェルで行われていた世界距離別選手権の女子1500メートルの朝だった。■インツェルの町は穏やかで美しい。(こんな平穏な中でスケートをやっていても)「いいのかな」と思ってしまうほど。海外のスポーツ関係者は友人を襲った災いに心を砕き「ミホ、君のファミリーは大丈夫なのかい」と気遣いの言葉をかけてくれる。会場では日本の犠牲者に黙祷も捧げられた。■日本選手、スタッフの中には東北の出身者、関係者は多い。無事の連絡はほどなくつき、一安心はできたが、ドイツでも被災の様子は報道されていて、心は痛んだ。■2010年のバンクーバー五輪では多くの人の応援に力をもらった高木。東北地方のリンクで滑った思い出もある。ミーティングをやった訳ではないが、「日本」代表という気持ちは高まり、「スケートをやるしかない」と意思は強まった。それだけに世界の力に跳ね返された悔しさは大きい。■高校1年生では寄付など経済的な支援活動は何もできそうにないが「スケートでも、勉強でも、1つ1つ一生懸命やっていこうと思う」と前向きに生きることが、応援へのお返しと考えている。【世界距離別選手権3/10-13独Inzell】加藤条治が男子500mで2位。穂積雅子が女子5000mで4位。女子団体追い抜き(チームパシュート:石野、穂積、高木)で4位と健闘した。【追記3.24】帯広南商業高校の有志が26日、27日の両日、帯広市内の街頭に立ち募金を呼びかける。高木選手も参加する。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
長野五輪(1998年)のスキージャンプ個人ラージで日本のメダル獲得数は?半角数字1文字で答えて!

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kondahomare.asablo.jp/blog/2011/03/15/5741486/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。