藤原新/東京マラソン2011/03/08 11:53

先月の東京マラソン、25キロ過ぎに失速した藤原新(レモシステム)が走り切ったのには少し驚いた。数日が経過し、びわ湖マラソンが行われた6日午前にNHKで放送していた「スポーツ大陸」を見た。面白い番組だった。藤原新、興味深い男だ。

クロカンマン帰国/吉田圭伸2011/03/09 02:47

ノルディック世界選手権の距離男子15キロで12位と健闘。男子40キロリレーでは五輪、世界選手権を通じて日本勢過去最高の6位入賞メンバーの吉田圭伸選手(自衛隊・冬戦教ー中央大ー北海道おといねっぷ美術工芸高)が8日、帰国。成田経由で故郷、北海道に帰ってきた。ノルディックの本場で行われた世界選手権は貴重な経験となった。W杯でのポイント獲得など、目標のベースを上げながら、来シーズン以降につなげたいと話す。今季の締めくくりは来週末に札幌・白旗山で行われる全日本距離選手権。■昨年のバンクーバーオリンピックのクロスカントリー男子代表はスプリントの恩田、ディスタンス系の成瀬の2選手のみ。日本勢のリレーエントリーはなかった。吉田はオリンピックの舞台には立てなかったが、今年はアジア大会2冠のほか初の世界選手権で大躍進を見せた。

もってます!/伊藤有希2011/03/09 21:47

スキージャンプの伊藤有希選手が蔵王で行われたコンチネンタルカップで優勝しました!!帰国後、シーズンも残り少ないですが課題を克服し、目指すジャンプに近づきたいと話していました。タイミングの遅れを1番の課題に上げていましたが、少ない本数でも修正する力、対応する力が確実にアップしているようです。■女子ジャンプの国際ツアー、コンチネンタル杯の最終シリーズはジャパン4戦が予定されていたが、白馬2戦は中止となり、9日、10日の2試合が日本を舞台に行われる。既に総合ランキングは1位がイラシュコ、2位にマテルは決まってしまった。高梨の日本勢最上位も決まっている。あとは日本勢が地元でどれだけポイントを稼げるか!ということになった。高梨沙羅はケガの状態が回復せず、欠場したが、伊藤有希が1回目に94メートルでトップ、2回目もまとめコンチネンタル初優勝した。日本勢今季3勝目となった。伊藤には10日も勝って帰国から4連勝として来季に弾みをつけてほしい。

坂野幸夫/ジャンプ雪印2011/03/10 21:22

蔵王国際ジャンプの成績を見ている。2回目、坂野幸夫は100メートルの大ジャン。飛距離だけみれば逆転しても良さそうなものだが、成績は7位。飛型点を見ると10点×3の30点。転倒か。故郷でのラストフライトが逆転優勝なら最高だったろうが、ランディングで足を取られたとはいえ100メートルの大ジャンプなら十分劇的ではないだろうか。■雪印のウェブサイトに「坂野幸夫選手引退のお知らせ」が掲載されている。坂野選手は2005年の宮様スキー大会ラージヒルのチャンピオン。コンチネンタルカップで表彰台に立ち、地元開催のワールドカップでもポイントを獲得している。日本を代表するメンバーにあと少しの位置でチャレンジを続けていた。■「毘」・・・今ではスキー板には(規定の範囲内で)所属チームや協賛・支援団体のステッカーを貼るのが定着しているが、以前は思い思いのサインや好きなキャラクター、シール状のお守りなど色々なものが貼られていた。山形出身のジャンプ選手の板には上杉謙信が信仰し、軍旗に記した毘沙門天の「毘」の文字が貼られていることが多かった。私の記憶に間違いがなければ米沢工高出身の坂野選手も一時期、上杉謙信神社の勝利のお守り「毘」のステッカーを貼っていたように思う。■1998年の長野五輪の頃、北海道はスキー王国と言われながら、全中やインターハイなどでたびたび優勝を本州勢に奪われた。長野、山形、岩手といった地域の選手の活躍が顕著になり、「毘」のステッカーはそんな本州勢成長の旗印でもあった。■和寒町出身の栗山友和さんと同期で雪印に入った坂野選手も本州出身者の期待の一人だった。端正なマスクは印象的で、中継アナウンスをしていて優勝争いを伝えたことも多い。今シーズンは家族がシャンツェで声援を送る姿を良く目にした。本州出身というだけではなく、2世選手でもあったと記憶する。あの小さなお子さんたちもジャンプをやるのだろうか。■今シーズンのジャンプも3月19日伊藤杯ナイターを残すのみとなった。

PRAY 祈り2011/03/12 13:54

11日に発生した大地震。胸が痛む。私の周囲に大きな被害を受けた者はいないが、東北には取材でお世話になっている人、友人の関係者、思い出深い場所も多い。今は連絡をとることも控えている。ブログ更新もすべきか迷ったが、世界中から日本に、被災者に、励ましやお見舞い、祈りが届いている。私もできる範囲で支援し、祈り続けたい。

ロンドンまで500日2011/03/15 23:30

2012年のオリンピックまで500日という節目の日。そんな企画を考えていたが、放送することはなかった。■東日本大震災の被害は甚大。悲しい事態はまだ継続中だ。近親者や友人を亡くした方もいるだろう。今も不安や危険に曝されている人もいる。人的被害を受けた地域の人たちは勿論、多くの人が様々な形で打撃を受け、傷ついている。無力感、失望感に苛まれている人もいる。それはスポーツ選手、スポーツ関係者にも多い。■施設面の安全が確保されるなど、もしできうる環境ならば、スポーツ選手にはスポーツをやってほしい。胸が痛み、そんな気持ちになれなくても自分の仕事に力を注いでほしい。■傷が深く、試合に臨めないなら欠場しても構わない。ただ、自己のフィールドに立つことを目指してほしい。立てる者で試合をしてほしい。大会を中止して、スタジアムを閉めてしまわないで欲しい。■勇気や希望、元気を与えられなくても。スタンドに客が1人も来なくても、それでもスタジアムの扉は開けておいてほしい。スポーツ選手にはスポーツをやっていてもらいたい。それがあるべき姿だと思う。選手自身が苦しみを越える方法でもあると思うから。

信じる2011/03/16 01:06

今回はthe日記です。■日付が15日に変わる14日の深夜、毎週月曜日、北海道内で放送しているスポーツ番組の生放送に備えていてた。ニュースジャパン終了間際に、東京電力の記者会見があり、放送時間が変更になった。この日は15日の午前0時40分スタートの予定が、午前1時15分へと変更になった。■放送は無事終了した。(災害報道特別番組の最中、まだ被害の全容も明らかになっていない、不明者も多く、救助、救援も行われている状況での放送。この件についてはまた機会があればブログにも書くつもりです)。結局、自宅に戻ったのは午前4時近かったと思う。ここ数日、神経が高ぶっていてなかなか眠れない。仕事が終われば遅くても帰る家がある。布団で寝られる・・・幸せなことだ。■午前9時過ぎ、長女の卒業証書授与式に向かう。久しぶりにスーツを着た。校長先生が挨拶の冒頭でこのたびの大震災について話す。卒業生代表の挨拶を聞きながら中学3年間は「人間が大きく変わる<成長する>時期」なのだと再認識する。校舎の前で長女の写真を撮る(一緒に写るものはない)。娘はそのまま祖父母宅へ。■スーツを着替え新千歳空港へ。北海道に身を寄せるため被災地から来たと思われる人の姿が多い。■午後5時過ぎ、スピードスケートの高木美帆選手がおよそ2ヶ月に渡る遠征から帰道。少し話を聞く。1年前の北海道戻りは3月16日。中学卒業式は終わっていた。■長女たちが先に訪問していた義父母の家へ。夕飯をごちそうになる。帰宅。静岡で大きな地震。■深夜。この日から再開予定のすぽると!時間、内容変更。短い時間のスポーツは野球の情報、センバツとプロ野球。三宅アナ「スポーツの持つ力を信じる」とコメント。高木豊さん、連日お疲れさまです。

1つ1つやるだけ2011/03/17 00:24

15日に帰国した日本スピードスケート界のホープ高木美帆選手に聞いた。11日の地震はドイツ・インツェルで行われていた世界距離別選手権の女子1500メートルの朝だった。■インツェルの町は穏やかで美しい。(こんな平穏な中でスケートをやっていても)「いいのかな」と思ってしまうほど。海外のスポーツ関係者は友人を襲った災いに心を砕き「ミホ、君のファミリーは大丈夫なのかい」と気遣いの言葉をかけてくれる。会場では日本の犠牲者に黙祷も捧げられた。■日本選手、スタッフの中には東北の出身者、関係者は多い。無事の連絡はほどなくつき、一安心はできたが、ドイツでも被災の様子は報道されていて、心は痛んだ。■2010年のバンクーバー五輪では多くの人の応援に力をもらった高木。東北地方のリンクで滑った思い出もある。ミーティングをやった訳ではないが、「日本」代表という気持ちは高まり、「スケートをやるしかない」と意思は強まった。それだけに世界の力に跳ね返された悔しさは大きい。■高校1年生では寄付など経済的な支援活動は何もできそうにないが「スケートでも、勉強でも、1つ1つ一生懸命やっていこうと思う」と前向きに生きることが、応援へのお返しと考えている。【世界距離別選手権3/10-13独Inzell】加藤条治が男子500mで2位。穂積雅子が女子5000mで4位。女子団体追い抜き(チームパシュート:石野、穂積、高木)で4位と健闘した。【追記3.24】帯広南商業高校の有志が26日、27日の両日、帯広市内の街頭に立ち募金を呼びかける。高木選手も参加する。

合格2011/03/17 02:01

3月16日、北海道の公立高校の合格発表の日です。長女が合格しました。ありがとうございます。

前に進む力2011/03/17 13:38

前向きに!自分自身に言い聞かせる。■下書き保存していたブログ記事を清書したり、アップさせたりしています。このあともアスリートの「言葉」なども紹介できればと思っています。