試練のとき2011/05/30 23:59

「今までこんなに調子の悪いことってあったのですか?」。その質問に「無いです」と寺田明日香選手は即座に答えた。北海道恵庭市にある北海道ハイテクACのインドアスタジム。チームメートの福島千里選手、北風沙織選手はアジアグランプリに遠征中。その日の練習は寺田明日香選手ひとりだった。そのためかインドアの直線は一層静かで、長く感じた。アジアグランプリは女子400メートルリレーの精度を磨き上げ、より良いタイムを記録していくのが大きな狙いでもある。寺田選手もリレーメンバー入りを視野に「行っているはず」の遠征だった。■1990年1月生まれの21歳。恵庭北高校では女子100メートルハードルでインターハイ(全国高校総体)3年連続優勝。最高学年の時には女子100メートル、女子400メートルリレーと合わせて3種目で優勝し、女子MVPに輝く。高校を卒業し、北海道ハイテクACに進むと1年目から日本選手権を制し3連覇をやってのける。もともと100メートルのスピードを武器に高校から始めたハードルであっと言う間に日本のトップに駆け上がった。■今年4月29日。織田幹雄記念陸上。昼を過ぎてから会場に到着。終了している女子100メートルハードル予選成績を見て驚いた。「寺田、日本人選手に負けるのいつ以来だ?」「危なく予選落ち?これって大ニュースじゃないか・・・」と驚きを覚えた。■同僚が取材をした。北海道内だけだが、6月10日(金)のUHBスーパーニュースで放送の予定だという。