布勢スプリント観戦記2011/06/27 01:16

6月27日は福島千里選手の誕生日です。おめでとうございます。■さて、26日のレースウェアについてです。第1レースには黒を基調にしたウエア。そして、第2レースは黄色を基調にしたウェアでした。確認をしなかったのですが、これは日本記録樹立時のものではないでしょうか。第1レースは去年5月、静岡で200メートルの日本記録を出したときのモデル。そして、第2レースは去年4月、広島で100メートルの日本記録を出したときに着用していたデザインだと思うのです。■レコードお披露目のコスチュームという「しゃれた」チョイスだったのではないかとも考えました。アシックスの2011年モデル「TSUBASA」でもなく、日本選手権でデビューしたオレンジとブラックを使った3種類の北海道ハイテクACの今季モデルでもなかったのは、もしかしたらそうした隠れたテーマがあったのかもしれません。【訂正追記7.1】第2レースの黄色いウェアはアシックスの2011年モデル「TSUBASA」でした。画像をアップしました。

布勢スプリント観戦記②2011/06/27 01:35

追い風参考とはいいながら日本女子初の11秒2突破はスゴかった。でも本人はまだまだ納得していなかったのではないのかな?追い風で非公認だからではなく、内容面で。最近、ネガティブなことは口にしないから多分、教えてくれないと思うけれど、トップスピードに入ってからフィニッシュにかけて、躊躇があったようにも見えたのだ。最後まで駆け抜けて100メートルの構成、組み立てを完成できなかったと。結果がどうだったというより、やろうとしていたことができたかできなかったか、そういう点を見ている気がするのだ。その点、第1レースはやろうとしていたことができて納得度が高かったのではないかな。まあ、ちょっと上手くいかないところがあってもあのレースができるのだから、結果以上の領域に到達していることは間違いないけど。あとは形に表れるかどうかというだけの問題だ。■自動車に例えるなら確実に排気量が上がっている。ただ、エンジン積み替えたら速くなるのは分かっているけど、サスペションとかタイヤとか、トランスミッションとか、車全体としてスムーズ快適にカッ飛びができるか、他の多くの部品や機能とも関係がある。走行テストや調整が必要なはず。マッチングに確信が持てなかったら、アクセルを完全に踏み込めなかったり、ギアを余して、調整したりということも出でくると思う。春先のケイレンも実は異変ではなく、細かい部品やビス止めなどの要再調整の発見信号だったのではなかろうか。今はかなり整備も進んでいる。間違いなくカッ飛びカーになっている。

布勢スプリント観戦記③2011/06/27 21:21

27日は札幌にもどると前日の福島選手の映像を編集。私の担当は深夜の放送だが、自社の他の番組や他局でも福島選手の快走を伝えていた。ニュース担当の同僚は地元に帰ってきた福島選手に「ぜひ伝えたいことがある」と新千歳空港での取材を敢行した。その伝えたいこととは・・・「お誕生日、おめでとうございます」。福島選手は「『今』が良い時間を過ごしている。きのうも、きょうも変わりなく、これからも「良い」ように」という話をしていた。■「幻の日本新」、または「参考記録ながら11秒1台」と第2レースを伝えるものが多かったが、私は第1レースも紹介したかったので短いけれど入れた。そして第2レースはスタートゴールをノーカットで使った。■第2レースはフィニッシュ後、すぐに減速を始めているが、第1レースは115メートル走とでも言うのか、フィニッシュを通過後、減速する前に更に1段ペースを上げているようにも見える。VTRを見直して気づいたこと。■本当はリレーの前の円陣とかリレーとかはもっと使いたかったのだが・・・。