福島先生ギャグ炸裂2011/09/13 22:22

「ジュンジュワー!」ホリケンことネプチューンの堀内健の一発ギャグを武器に福島千里が戦った。■北海道ハイテクノロジー専門学校(北海道恵庭市)への進学を希望する高校生らを対象にした体験入学で講師を勤めた陸上女子短距離の福島千里選手。講義の内容は日本陸連の代表チームでトレーナーを務める長田瑞恵さんとともに、世界選手権の様子をスライドなどで報告するパネルトークと福島選手が実際に行っているエクササイズを実演を交えて紹介する2部構成だった。■前半のトークセッションでは海外チームが使っていた熱対策のジャケットやウォームアップエリアのテント内の様子、ONとOFFを見事に切り替える福島選手を象徴するくつろいでいる様子などの画像も紹介される貴重なもの。ちょいちょいジョークも入る楽しいものだった。■参加者は熱心に聞き入っていたが、リアクションが薄かった。コンサートツアーなどで訪れるアーティストらも感じることがあるらしいが、北海道のイベントではしばしば見られる現象。道民気質か、楽しんでいるのに反応がなく、静かに聞いている。決して退屈だとか、面白くないとかではない。しかし、やっている側は「滑った感」を抱いてしまう。時々、入るジョークに反応がないと「滑った感」は加速する(決して滑っているわけではないのだが・・・)。■トークセッション終了後、作戦を練り直した福島&長田コンビ。気合いを注入する際の「いつものワザ」を使う決断をした。そして、実演セッションが始まるときその秘技は披露されたのだった。■福島選手は長田トレーナーについて「体だけでなく心もほぐしてくれる」と話したが、福島選手の「ジュンジュワー!」はかなりの衝撃で参加者の気持ちをほぐした。参加したのは柔道整復師学科、鍼灸学科、スポーツ学科への入学を考えているアスリートを支える道を目指す人たち。福島選手自身もその存在の有り難さを強く感じている。講習の締めくくりに「長田さんは私の目標を、同じ夢を一緒に見てくれている、心強い存在」とトレーナーを目指す受講生たちに伝えた。■秘技披露など先生役を無事終えた福島選手は「来た人たちの夢や、やりたいことが広がってくれたらいいな」と願っていた。【画像】トークセッション終了後の福島選手と長田トレーナー。手前のスパイクシューズはラインサイドにシャンパンゴールドが施された2011世界選手権日本代表バージョン福島モデル。▼福島選手は12日には北海道苫小牧市内の小学校で日本陸連のキッズアスリート・プロジェクトにも参加、子どもたちにスポーツの「楽しさ」を伝えた。