体操女子ロンドン五輪決定2011/10/09 09:39

体操の世界選手権、「世界体操」が始まりました!そして、女子がオリンピック出場権(5位以内)を獲得、ロンドンオリンピックの切符を手にしました。■フジテレビ系列では連日、世界体操の様子を放送中です。深夜に放送中の番組内容などいつもと違うのでご注意ください。※10日(祝)「みちゅバチのこれ見るッ!」はコラボなしのバージョンでみちゅスポはお休みです。

チーム北海道2011/10/09 18:18

国体の陸上競技には高校1年以下の選手が対象の少年Bというカテゴリーがある。8日には男子100メートルが行われ京都・洛南高校の桐生祥秀選手が10秒58で優勝したが、レースも非常にスリリングで面白かった。レースを盛り上げたのが北海道の小池祐貴選手(立命館慶祥高1年)だ。僅か100分の5秒差。金星を逃した悔しさもあるだろうが、本人は「結果勝てなかったけれど、決勝に立てて、最高のレースが出来た。良い経験になった」と驚きと充実の両方といった表情をしていた。■少年Bとはいえ自己記録を大きく伸ばし全国2位に入った小池選手だが、まだまだ陸上は「素人」なのだそうだ。道新スポーツの星記者によると、中学までは野球部で、スポーツは中学で終わりのつもりだったが、友達に勧められて陸上をやってみたら結構「イケてた」。それで陸上に転向して立命館慶祥高では陸上部に入った。ただ、柔らかく、ゆっくり走るなどの走り方さえ知らなくて、ジョギングができないほどらしい。確かにアップの動きは固いかも・・・。■国体決勝前も固かった。表情も。初めての全国規模の「決勝」だから。固くもなるだろう。そんな緊張する小池選手の様子を見ている人がいた。スタート地点後方の選手待機場所にいた福島千里選手だ。小池選手が視線を福島選手に向けると、アジアナンバーワンスプリンターはホンワカと「がんばってください」と声をかけた。ホンワカ効果で少し柔らかさがでたのかも。小池選手は「先生方も、先輩方も同じ北海道のチームとして励ましてくれて『燃えました』」。福島選手も「勢いがあってやってくれると思いました」「(女子決勝の前に元気な走りをしてくれて)逆に私が力を貰いました」と国体ならではの世代をこえたチーム効果を口にした。福島選手は翌日のリレーの話題に関連して、一緒に走る少年(女子)や北海道だけでなく多くの人にスピード感だとか、いろいろなことを感じて欲しいとも話している。

踊り場2011/10/09 18:30

8日に行われた国体の成年女子100m、福島千里選手は今季最後の個人種目を圧勝で締めくくった。2008年のタイ記録を含め日本記録を毎年更新してきたが、今年はお預け。それでも内容には手応えもあり、「条件も動きもよかったので、ちょっと惜しかった!」と言いながら笑顔を見せた。記録は更新できなかったがそれは「踊り場」のようなもの。階段を高く上がろうとすれば、長い競技人生そういう年もある。■11秒24には縁がある。日本記録の11秒21に次ぐセカンドベストだが、おそらくこれが4回目だろう。記録連発の「衝撃」の始まりでもあった2009年布勢スプリント2レース連続日本記録の2レース目が11秒24だった。翌年、日本記録を11秒21まで延ばした2ヶ月後、同じ鳥取の布勢スプリントの第1レースでまた11秒24。そして、今年の布勢スプリントでまたまた11秒24。■中村監督は「同じ24でも意味が違う」と説明する。シーズン最大の目標、大舞台の世界選手権が終わり、普通なら激闘の疲労や気持ちも下降する。本人は最後までしっかり走りたいという姿勢をもっているが、なかなか難しい。どんな状況でも、多少、調子が悪くても高い水準が維持できるタフさを身につけようとしているが、確実にレベルアップしている。■甘い得意なコースにきたボールのみヒットやホームランを打てるだけではない、クセ玉や厳しいコースを攻められてもヒットにできる底上げができている。この先に行く手応えも掴んでいる。■ちなみに「長い競技人生こういうシーズンもある」というのは「日本記録」の更新ではなく「自己記録」の更新ができなかったということではないかな。福島選手は中学2年の12秒67から、中3で12秒33、高校に入り11秒95、70、67、ハイテクAC1年目は11秒60、そして、2008年の日本タイ11秒36、09年の日本新11秒24、昨年11秒21と日本記録更新よりも長い年月、自己と向き合って、越え、成長し続けているのだ。追い風のため公認ではないが6月には11秒16と初めて11秒1台をマークしているから、内容やアベレージも含めて確実に次の高さに上がっていく充実のシーズンだったといえる。