チーム北海道2011/10/09 18:18

国体の陸上競技には高校1年以下の選手が対象の少年Bというカテゴリーがある。8日には男子100メートルが行われ京都・洛南高校の桐生祥秀選手が10秒58で優勝したが、レースも非常にスリリングで面白かった。レースを盛り上げたのが北海道の小池祐貴選手(立命館慶祥高1年)だ。僅か100分の5秒差。金星を逃した悔しさもあるだろうが、本人は「結果勝てなかったけれど、決勝に立てて、最高のレースが出来た。良い経験になった」と驚きと充実の両方といった表情をしていた。■少年Bとはいえ自己記録を大きく伸ばし全国2位に入った小池選手だが、まだまだ陸上は「素人」なのだそうだ。道新スポーツの星記者によると、中学までは野球部で、スポーツは中学で終わりのつもりだったが、友達に勧められて陸上をやってみたら結構「イケてた」。それで陸上に転向して立命館慶祥高では陸上部に入った。ただ、柔らかく、ゆっくり走るなどの走り方さえ知らなくて、ジョギングができないほどらしい。確かにアップの動きは固いかも・・・。■国体決勝前も固かった。表情も。初めての全国規模の「決勝」だから。固くもなるだろう。そんな緊張する小池選手の様子を見ている人がいた。スタート地点後方の選手待機場所にいた福島千里選手だ。小池選手が視線を福島選手に向けると、アジアナンバーワンスプリンターはホンワカと「がんばってください」と声をかけた。ホンワカ効果で少し柔らかさがでたのかも。小池選手は「先生方も、先輩方も同じ北海道のチームとして励ましてくれて『燃えました』」。福島選手も「勢いがあってやってくれると思いました」「(女子決勝の前に元気な走りをしてくれて)逆に私が力を貰いました」と国体ならではの世代をこえたチーム効果を口にした。福島選手は翌日のリレーの話題に関連して、一緒に走る少年(女子)や北海道だけでなく多くの人にスピード感だとか、いろいろなことを感じて欲しいとも話している。

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