札幌オリンピック2012/02/04 02:06

今から40年前、1972年の2月3日。札幌オリンピックの開会式が行われた。■今、冬のスポーツで話題の人と言えば上川中学3年高梨沙羅選手。昨年、大倉山で141mを飛び、今年はW杯の表彰台、ユースオリンピックの金メダルと素晴らしい活躍だ。■高梨選手は今度の日曜日、その141m以来となる大倉山の試合に出場する。その大倉山で男子ジャンプの湯本史寿選手が高梨選手の歩く姿を見て、「堂々としているなぁ」と感想を漏らした。隣にいた、ワックス、チューンナップの三原さんが、「子どもの頃からバレーをやっていたんだよ」と沙羅ちゃん豆知識を話す。湯本選手、「そうか、じゃ、今度スパイクを教えてもらおう」。一瞬、冷たい空気。清光社の遠藤秀治選手が「そっちじゃないです」と優しく突っ込みをいれたが、ボケなのか、本気で勘違いしたのか、微妙な感じだった。もちろん湯本選手は冗談で言ったのだが、その危うい感じに三原さんが、「もし誰も突っ込まなかったらどうするつもりだったの」と気遣う。「もちろん、自分で自分に突っ込むつもりでしたよ」と。■先週、伊東大貴選手のワールドカップ優勝がニュースになったが、長野世代以降で最初にワールドカップで優勝したのは、誰あろう湯本史寿選手である。■オリンピックと縁の深い日、大倉山での出来事だった。