コー&ジョンソン2012/07/15 18:01

15日、NHKのBSでMLBのダルビッシュをみていたのだが、中継が終わると「カウントダウン・ロンドンオリンピック」という番組が始まった。元陸上選手のマイケル・ジョンソン(米)が案内役をしていた。番組の中には大会組織委員会会長のセバスチャン・コー氏にインタビューする場面があった。■ジョンソンが「準備は順調ですか」と聞くとコーは「選手時代、試合前にそう聞かれて、君は何と答えていた?」と逆質問して笑う。「やらなきゃいけないことが山ほどあっても、心配なことがあっても『順調です』『大丈夫!』と答えていたんじゃなかったかい?」と続ける。■ロンドンオリンピックの開幕が近付いてきた。アスリートは臆病な一面を持っている。不安でたまらなくなることだってある。経験を積めば積むほど、実力がつけばつくほど、思いが強ければ強いほど、警戒心は強まり、不安な気持ちは募る。と何かの本で読んだことがある(出典不明、多分、ゴルフのメンタルについてのもだと思う)。■伝説のアスリートと言われる人でも超人ではなく、不安を抱えながら、必ずしも万全でないこともありながら、目標に向かっていたのかと、そのやり取りを見ながら感じた。■マイケル・ジョンソンは男子200メートルの前世界記録保持者、アトランタ五輪金メダリスト、400メートルはアトランタ、シドニーと連覇。セバスチャン・コーは男子1500メートルのモスクワ、ロス2大会連続金。イギリスは西側諸国がボイコットしたモスクワ大会も含め、全てのオリンピックに参加している。