ロコ(常呂っ子)恐るべし2012/10/26 01:11

カーリングの日本代表決定戦が札幌で行われている。担当職務の関係で、現場張り付きというわけにはいかないが、ちらちらと様子をみている。昨シーズンの日本選手権(今年2月)の上位3チームが激突。2回戦総当たりの予選ラウンドを行い、上位2チームが最大5試合(3戦先勝方式)の決勝ラウンドで雌雄を決するというもの。■男子は日本選手権優勝チームが欠場したが、女子は日本選手権2連覇の中部電力、ロコ・ソラーレとして知られている2位エルエス北見、そして、2大会連続オリンピック代表の系譜を引き継ぐチーム青森の国内3強。予選の順位を見ていると日本選手権の順位通り、中部電力の圧勝かとも思ったのだが・・・。■予選、女子第5試合、既に決勝進出を決めていた中部電力とLS北見との試合。メンバーを見ると、北見のフォースは本橋ではなく吉田夕梨花。本橋のサードはオリンピックメンバーだった頃を思い出させる。決勝進出は決まっていたので、経験というか、いろいろ試してみようということなのだろうが、吉田のスキップもなかなか面白い。それに、本橋のサードはやっぱり、スケールが違う。局面を打開したり、スキップへの道筋を作ったり、さすが五輪、世界選手権でメダルが狙えるチームのサードである。まあ、サードに戻ることはないだろうが、エキシビション的な感じでおもしろかった。■試合後の会見に現れた吉田は「もう決勝は決まっていたから」とあっけらかんとした表情。4点とって逆転できそうな場面の失敗も全く気にしていない様子。スキップの重圧はどうだったかという質問にも、普段と同様、それほど緊張もしなかったという。勝てない相手ではない、決勝になれば変わると、このゲームでなにかが弾けたのかもしれない。中部電力一色というイメージではなくなった。■決勝が始まると、初戦、LS北見が逆転勝利。今回は言葉にはしていなかったが「全勝で代表の座へ」という中部電力の目標は崩れた。昨シーズン、パシフィックアジア選手権で惨敗した中部電力。日本代表としてふさわしくないのではと陰口を叩かれた。その悔しさもあって、日本選手権では無敗優勝を目標にかかげ、見事に全勝、完全優勝を達成した。一方、北見はロコソラーレ結成初年度、初出場の日本選手権で予選全勝と旋風を巻き起こしながらも、決勝ラウンドでは2連敗と息切れ、予選と決勝の戦い方の違いを学んだ。■さて、2試合目、中部電力がなんとか面目を保って五分の星にもどしたが、なかなか一筋縄ではいきそうにない。「決勝は違う」ロコたちの声が聞こえてきそうだ。