チェコのリベレツへ2013/01/19 01:53

ノルディックスキーの世界ジュニア選手権に出場する男女のジャンプ代表が19日の渡欧を前に18日、新千歳空港から成田に向かった。この日、新千歳空港を出発したのは男子、清水礼留飛、佐藤幸椰、西方慎護、渡辺知也。女子、高梨沙羅、伊藤有希、山口瑞貴、小林諭果の8選手。丸山純は成田合流。◇女子の個人団体2冠2連覇を目指す高梨は自分のできる最高のジャンプを目指す、同世代の人が集まる大会は楽しみ、ひとりで取るメダルより、みんなで取るメダルの方が倍うれしいと、かねてからから今季1番の目標と話していた世界ジュニア団体連覇に改めて意欲を見せた。◇2年前の個人銅メダリストで前回団体金メンバーでもある伊藤有希は、帰国して短い期間だったが下川での練習で感じをとりもどせた。一番高いところを目指すと話した。◇団体連覇には4人の力が必要になるが、初の海外遠征となる山口瑞貴。小林諭果、成田から合流する丸山純の奮闘がカギを握るか・・・。団体は緊張すると思うが思う存分、戦ってほしい。◇男子の清水礼留飛はジャンプ2人目の金メダリストを目指すと話した。女子の高梨のことではなく、西下和記以来ということなのだろう。ワールドカップでも上位に顔をのぞかせている清水。日程が重なりワールドカップ札幌大会には出られないが、「ワールドカップに出ないでチェコに行くので無駄にしないようにしたい」と話した。世界ジュニアのメダリストはその後、ワールドカップや五輪、世界選手権で活躍するという法則がある。仲村、西下のときそんなエピソードを紹介したような・・・。朗報を待とう。男女とも個人は24日、団体は26日。

手袋パフォーマンス2013/01/19 14:42

注意も必要。◼1月13日、父親の誕生日にワールドカップで優勝したスキージャンプの高梨沙羅選手。手袋にハピバスデーと英語で手書きしておいたものをカメラにかざした。日本にいた父 寛也さんはサプライズに嬉しそうだったという。家族思いの心あたたまるエピソードだ。◼スキー選手の手袋パフォーマンスは今回に始まったことではない。3.11を遠征先で知った選手たちは日本語で日本へのメッセージを書くなどした。■ノルディックスキー複合の小林範仁選手(現在は引退し秋田テレビ勤務)がフジテレビの番組「ジャンク・スポーツ」で明かしたエピソードは、トリノオリンピック(2006年)で当時、おつきあいしていたガールフレンドに向け手袋に書いたメッセージを国際映像に見せたというもの。話のオチは、そのあと「破局しました」。その小林選手、2011年の世界ノルディックを最後に引退。ここでも手袋に「ありがとう」と書いてカメラに見せた。■メッセージではないが、1998年の長野オリンピックや2007年の世界選手権の団体で、控えに回った選手の手袋やハイネックのインナー、ヘルメット、ゴーグルを出場選手が身につけ一緒に戦ったということもあった。サッカーでユニフォームを2枚重ねて、ゴール後、重ねていた背番号を見せたという逸話に共通する話だ。■ただ、メッセージの内容が公序良俗に反したり、政治的な発言や商業目的のものとなるとオリンピック憲章やアマチュアリズムの点から厳しく制裁を受けることもある。確信犯ならともかく、悪ふざけ、悪ノリ、またはルールをよく知らずにやってしまうことのないよう注意したい。