ここにも注目!2013/02/01 00:15

今月2日、3日、札幌で女子ジャンプのワールドカップが開催される。2シーズン目を迎えるノルディックスキー・ジャンプの女子ワールドカップだが札幌で行われるのは今季が初めて。会場は札幌オリンピックで日本が表彰台を独占した70m級の会場だった宮の森シャンツェ。◆日本から出場するのは9人。すっかりおなじみ、目下ワールドカップ総合トップの髙梨沙羅(グレースマウンテン・インターナショナル校)、2011年世界ジュニア銅メダリストの伊藤有希(下川商高)、女子ジャンプ界のリーダー的存在の渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)、ユニバーシアード銀メダリスト平山友梨香(北翔大学スキークラブ)、国内大会を勝ち代表入りした小浅星子(ライズジャンプクラブ)、茂野美咲(同)の代表6人に、開催国枠で葛西賀子(日本空調サービススキーチーム)、竹田歩佳(ライズジャンプクラブ)、松橋亜希(東海大学)の3人が加わる。◆注目はもちろん総合リーダーの高梨のW杯今季5勝目、6勝目だろうが、それではマニアックな当ブログ読者にはものたりないだろう。◆現行のワールドカップは出場資格獲得のためにFIS(国際スキー連盟)が設けた幾つかの条件をクリアしなければならない。以前は各国のナショナルチームが出場メンバーに選べば、いきなりワールドカップの舞台にも立てたが、今は違う。下部大会などで実績を残さないとだめなのだ。◆先日の世界ジュニアに出場した山口瑞貴、小林諭果、丸山純の名前がない。山口は遠征組が不在ではあったが、今回のワールドカップと同じ会場で行われた国内大会で優勝した実績もあるのに・・・。実はこれも、出場資格の問題。シーズン開幕当初、ヨーロッパは雪不足だった。ワールドカップ出場の為に必要なポイントを獲得すべく、下部大会のコンチネンタルカップ出場を計画していたのだが、大会がキャンセルとなった。ついていない。◆日本開催ということもあって、おそらくだがテストジャンパーとして日本人女子ジャンパーもワールドカップの設定の下で宮の森を飛ぶだろう。山口、小林らの他にも、澤谷や岩佐、渡辺らも大会をサポートするだろう。そこも見てほしい。

本橋 集中力で白星発進2013/02/01 00:51

1月31日、カーリングの北海道選手権が始まった。バンクーバー五輪後、大きく勢力図が変わった日本の女子カーリング。チーム青森から中部電力へと日本チャンピオンが変わっていく一方で、北海道内から世界を目指せるチームが育ちつつある。◆1つは結成1年目で日本選手権予選全勝と旋風を起こしたLS北見(ロコソラーレ)、そう、マリリンこと本橋麻里がふるさと常呂に帰り結成したチームで、去年の日本選手権では準優勝、PACC代表決定戦では中部電力を苦しめた。◆そして、高校生ながらバンクバー五輪の代表候補として話題を呼び、当時、最強だったチーム青森を脅かした常呂高校出身の現在の札幌国際大学。◆更にソルトレーク、トリノと2大会連続五輪出場の小笠原歩、船山弓枝が復帰し、常呂の若い選手らと組んで誕生した道銀フォルティウス。この3チームは多少なりとも知られているだろうが、更にもう1つ。妹背牛の高校生、チーム妹背牛も成長著しい。◆組み合わせが出た時、ちょっとしたざわめきが起きた。2チームしか残れない予選リーグ、LS北見、札国大、妹背牛が同じ組になった。道銀の組は一昨年の日本選手権開催地枠で出場し4位と健闘した名寄はいるが、組み合わせ的には恵まれた感がある。◆サッカーワールドカップなどでもしばしば使われる「死のグループ」。マリリンに厳しい組み合わせですねと聞いてみた。すると、はじめはそう思ったけれど、コーチが「ここで勝てないようでは、上は狙えない」と話したという。確かにその通り。どんなに実力、実績があっても負ければ終わりの勝負の世界だが、北海道選手権、女子は1日1試合。マリリンは集中してやると気合いを込めた。

マリリン・ショット2013/02/01 01:19

第8エンド。5対4と1点を追う後攻の妹背牛。ハウスの中に石を散りばめ一挙3点も狙える状況でゲームを進めた。一気に形勢が妹背牛へと逆転しそうな場面。本橋はタイムをとった。◆狙いは決めていたが、心がぐらついていた。少し時間が欲しかった。第3者の声も聞きたかった。◆コーチ席から降りてきた小野寺コーチの意見は、本橋自身が考えていたのと同じものだった。背中を押され、ぐらぐらしていた心がさだまった。◆勝負を決定づけるショットだった。ハウスの入り口のガードストーンがちょうど、狙えそうな感じで空いていた。しかし、本橋の投じたストーンはハウス手前、左側の自チームの赤い石の更に左に向かっていった。当てた石を使って相手の石を弾きだす「レイズ・テイクアウト」。角度があったから更に高度な「アングル・テイク」だった。妹背牛の黄色い石は弾き出され、赤い石がハウスの中心に最も近い場所で止まった。◆同じラインを狙った妹背牛ラストストーンは赤い石をチップしたが、少し動かしただけで、抜けていき、LS北見の連続得点(スチール)を許した。◆あす(1日)、LS北見は札幌国際大と対戦。ここで勝利すれば、準決勝進出が決まる。

日本女子ジャンプの課題2013/02/01 22:21

高梨沙羅の活躍、素晴らしい。取材で高梨選手を囲んで話を聞くとき出てくる質問が「今の課題は?」というもの。応えはだいたい②つ。1つはアプローチ。「きちんとしたポジョションに乗れていない、自分のポジョションにしっかり乗れるように確認したい」というもの。そして、もうひとつがテレマーク。飛型点に大きく影響する着地姿勢を確実に決めたいというもの。◆ジャンプはスキー競技。上手に滑ることが大切。アプローチも着地も、きちんとできなければ好結果は得られない。高梨は、アプローチもテレーマクも決して下手な訳ではない。なんせ、目下世界ナンバーワンの選手だ。ただ、高梨ほどの飛距離が出ると、着地の難易度があがる。飛行曲線とも関係するだろう。◆先日、世界ジュニアの試合原稿を成績表だけを見て書いた。「2回目は最長不倒の102メートル、テレマークは入りませんでしたが、圧勝、世界ジュニア個人2連覇です」として提出すると、「テレマーク入っていますよ」とチェックが入った。本人談話もテレマークを入れたとあるし、画像を見ると左右の足を前後にし、両手を広げている。すぐに原稿を直した。◆帰国した高梨選手は「テレマークを入れていない点数になっていた。ジャッジにテレマークを入れたことがきちっと分かってもらえるようにしていかないといけない」とも話した。点数だけを見て、テレマークが入らなかったと思った私の勘違いはジャッジの点の付け方に影響されていたのだ。◆しかし、日本女子ジャンプの課題は、沙羅のテレマークではない。日本は集団で戦えていない。日本男子陣が世界の頂点にあったとき、フロントランナーは一人ではなかった。葛西、原田、斎藤、船木、岡部、宮平・・・。いついかなるときも飛べる訳ではない。どの試合もどのシーズンも一人の選手が常にトップにいた訳ではない。そんなジャンプ競技で日本が世界の頂点に上がっていたのは誰かが不調でも、誰かが上位にくるといった状況があったからだ。◆ツールドフランスのような自転車競技では、先頭は交代しながら進んでいく。常にフロントローを走りつづけていてはもたない。伊藤有希か、渡瀬あゆみなのか、葛西賀子、小浅星子、平山、茂野。ケガで戦列を離れている山田、岩渕・・・沙羅の前に出て行く選手を育てなければならない。ジャンプでは向かい風が有利なのだが、それでもたったひとりで強風にさらされ続けていくわけにはいかないだろう。

女子ジャンプW杯札幌大会2013/02/03 03:56

今シーズンの女子ジャンプW杯が後半戦に突入した。ジャパンラウンド初戦は悪天候に選手たちは翻弄された。高梨は集中力が若干、低下していたか。疲れもあるのだろう。地元大会で感謝、喜びを結果で示したいという生真面目な気持ちも、普段とは違う微妙な変化を呼んだのかもしれない。ジャンプのイメージが十分できていなかったかのようなニュアンスがコメントの行間にあった。◆ジャンプとは番狂わせのある競技。力のない者は勝てないが、実力のある選手が敗れることは頻繁にある。この日はそんな日だった。しかし、よりによって地元開催で今季最悪の順位となってしまうとは・・・。劇的勝利の序章なのだと思いたい。◆優勝したコリーヌ・マテル(仏)はアプローチから、R1、踏切とまったく無駄がなかった。総合ランクでヘンドリクソンを逆転して2位。高梨は特にハートが強いと感心していた。◆高梨の順位は今季最悪だったが、日本チームにとっては平山友梨香、伊藤有希、茂野美咲、竹田歩佳、松橋亜希と6人が2回目に進んだ(結果的に2回目は実施されず)。ワールドカップポイントが与えられる30以内に6人というのは史上最多。

いつもと違う!?2013/02/03 04:49

スキージャンプの高梨沙羅選手。特徴は完了の早さと一連の動作が直線的でロスがない、正確な角度で素早く出るところではないか。◆12位に終わった2日のW杯第9戦。決して悪いジャンプではなかったが、良いジャンプともいえなかったのではないか。前に進んではいたが、しっかりカンテを踏めていなかったのではないか。鋭い上に高いところに出る。というのが高梨のジャンプだが、鋭さはあったが出たい方向に出ることができていなかった様に思う。(あくまで素人の想像ですが・・・)。◆まあ、日曜日には修正してくると思う。

ヤマ2013/02/04 02:01

プロ野球、キャンプ第①クール。ノルディックスキーの女子ジャンプワールドカップ、カーリングの北海道選手権。一気に重なった2月最初の土日。とりあえず乗り切った。

女子ジャンプW杯札幌大会2013/02/04 02:04

勝利を目指すアスリートに、負けても良かったねとは言えない。それは優勝させてやりたかったさ。ただし、ワールドカップがワールドカップであるゆえんは、そんな簡単に勝てるものではないということ。今シーズン前半、自分でも追いつかないくらい、好成績がでていた。だから皆、錯覚に陥っている。ワールドカップの1桁順位ってスゴいことなのだ。以下、最近のTwitterまとめ。◆あのですね。ワールドカップって出るだけでも難しいのだ。2回目に進む30位以内に入るのも、増してやベスト10、表彰台。優勝なんてもう大大大変なことだ。勝つのが当たり前!なんて思うのは大きな勘違い。みなさん!簡単にものごと決めつけないで!5位だって凄い‼(2月3日)◆W杯初優勝したジャクリーン・ザイフリーズベルガー(オーストリア)。世界選手権の男女混合団体について聞かれ、イラシュコがケガで離脱し自分の役割が増すだろう、新しい才能も伸びているので好結果につなげたい。混合団体は日本メダル有力種目。◆こういうこともある。それがスキージャンプ。考えるのはいいが考えすぎてはいけない。悩むとジャンプが難しくなる。ケ・セラ・セラの気持ちが大事。高梨紗羅、楽しく飛ぼう!◆

女子大生!元祖を撃破2013/02/04 02:12

女子大生チーム、札幌国際大がカーリングの北海道選手権で優勝した。ソルトレーク、トリノに出場した小笠原歩、船山弓枝が所属する道銀フィルティウスを準決勝で。トリノ、バンクーバーに出場した本橋麻里が率いるロコ・ソラーレを決勝で対戦撃破した。トリノ五輪でカー娘。と旋風を呼んだ先輩カーラーたちを次々に破り、「女子高生チーム」だった常呂高校時代の2009年以来の北海道チャンピオンに輝いた。◆このあと、世界選手権の代表選考を兼ねた日本選手権に3年ぶりに挑む。札幌国際大学は、ジュニアの日本代表としてパシフックジュニアで優勝し、世界ジュニア選手権の出場を決めている。日本選手権では、現チャンピオンの中部電力らを相手に、ジュニアと、年齢カテゴリーのない世界選手権ダブル代表を狙う。◆競馬を担当していたころ、よく「勝負づけが済んだ」という用語を聞いた。何度も対戦し、どちらが強いかはっきりしているケースで使う。◆札幌国際大は1年目、ジュニアやユニバシアードといった世代別の大会を目指したため、日本選手権に出場していなかった。中部電力とは「ガチ」で対戦したことがない、競馬用語を使えばまだ「勝負付けはできていない」。同世代の中部電力、スキップ藤澤五月とは、高校のとき以来、直接対決の機会がなかった。その分、直接対決の待つ本番、日本選手権への気持ちは強い。◆男子もPACC代表決定戦に出場していなかったチーム北見(旧チーム常呂)とチーム札幌が北海道チャンピオンを争った。日本選手権、面白くなりそうだ。【改稿】

黒サイ2013/02/09 17:24

ケニアに旅行したとき、ナクル湖で2種類の犀(サイ)を見た。白サイと黒サイ。ガイドは草の茂みの中に黒サイを見つけると、やや興奮気味に「クロサイを見られるのは珍しい」と声を上げた。シロサイは水辺の広い砂地でのんびりしていた。体は大きいが穏やかでサファリツアーでも比較的お目にかかることが多いという。対する黒サイは、体は2周りくらい小さいが獰猛で、警戒心も強く、なかなか人前には出てこないというのだ。◆お土産物店で黒光りするサイの木彫りの置物を記念に購入し帰国した。ケニアの木彫りのオブジェは黒い色がウリなのだが、帰国後、頻繁に磨いていたら白くなった。表面だけ黒く塗っていたらしい。メッキが剥げたというところか。◆カーリングの札幌国際大学のマスコットキャラクターが、クロサイ。名前は「黒サイくん」読み方はクロサイクンではなく「コクサイクン」、国際と黒犀をかけているようだ。小柄でシャープ、なかなかお目にかかれないがかなり獰猛(?)なのかもしれない。