ソチへ 心つないで 本日放送2013/12/28 04:47

「ソチへ 心つないで」12月28日(土)午前9時55分から北海道内で放送。◆ウインタースポーツを取材し続けている田中ディレクターが、企画、構成も担当。ドイツのフュッセンにまでカーリングの応援に行き、帰国して一気に編集に入った。◆人員の少なさ、制作日程もそうだが、予算の関係もあり、番組用のロケ、撮影は殆どできない。日々のスポーツニュースを切り貼りさせるような環境だった。それなのにじんわりとアスリートの心を描き出してくれたと感じる。◆この感激は何なのだろうと考えた。おそらくスポーツやアスリートへの敬意。そして愛情が込められているからだろう。いろいろな人の顔が、そして「思い」が浮かんできた。編集の2人にも感謝。◆心配なのは、同じ視線の高さで見てもらえるかどうか。愛情が深く、思い入れが強いぶん、平易さが足りないとか、視聴者を置き去りにしてしまうとか、行間に込めたメッセージに気づかれないとか・・・。説明の有無、分かってもらえるであろう線引き、そうした点に自信が持てない。◆番組内容は2014年ソチ五輪を目指す、スキージャンプ、カーリング、アイスホッケーの北海道女性アスリートを追ったスポーツドキュメント。

シェーン!Go to Sochi &Take me Sochi !2013/12/28 19:00

緊張で押しつぶされそうだった。高校3年生のウィリアムソン師円(山形中央高、北海道浦河町出身)はスピードスケートのソチ五輪代表選考会男子5000メートルで優勝、事実上の五輪代表を決め告白した。「感情を表に出すタイプではない」という18歳だが、このときだけはフィニッシュ後、涙を流した。レースで泣いたのは初めて「安堵の気持ちが溢れ出た」。◆今季5000メートルに転向10月の距離別選手権、いきなりワールドカップ代表を勝ち取る。そのワールドカップでオリンピック代表枠を日本にもたらした。そのときから「オリンピックに出ると決めていた」。そのイメージを現実にするのがこの日のレースだった。◆「自分がこれまで好成績を出したのは、気楽な気持ちで滑ったときのものだった」、「狙って勝つことは難しい」。大会前は緊張で吐きそうになった。いつもとは全く違った。試合前もナーバスになっていた。レースでは思うよなラップが刻めない、既に滑り終えているライバルたちに追いつけるかどうか、不安になった。それでもラストは自分が一番強いと信じて滑った。残り2周くらいで、もうダメだと思ったが、お世話になった人、周囲の人のことが思い浮かび最後まで頑張ることができた。◆最初に思い浮かんだのは浦河のおばあちゃんの顔。初めてスケートをやったときリンクに連れて行ってくれた。手本を見せると氷にのったおばあちゃんは、すってんコロリン!「こうゆのはダメよ」と笑って教えられた。忙しくしている両親に代わって一緒に時間を過ごした。「シェーン、私が生きている間にオリンピックに連れて行っておくれよ」。明日の正式発表でおばあちゃんの願い、約束を果たす。◆前半は32秒台。通過順位も二桁、タイム差もあった。3000メートルから一気にペースアップ。30秒台を刻み、周回ごとに通過順位を上げ、フィニッシュでは遂に1位に。ラップを落とさない、粘るという日本長距離のイメージを覆すビルドアップ、終盤突き進むレースは圧巻だった。