レジェンド2014/08/27 03:05

【8/31(日)朝9時!北海道マラソン】香川県丸亀で行われていた全日本中学校陸上競技選手権、いわゆる全中。中学生の陸上ナンバーワンを決める大会です。女子1500メートルは今月20日に行われました。優勝したのは兵庫県の田中希実(たなか・のぞみ)選手(小野南中3年)で記録は4分22秒21。高松智美ムセンビ選手らを退ける見事な優勝です。この選手、北海道マラソンとも浅からぬご縁があります。■田中希実選手のご両親は陸上選手。しかも「元」ではなく、お母さんはバリバリ!?の現役選手です。川内君が活躍するずっと前から「市民ランナーの星」でしたし、藤原君がプロ、フリーになるもっと前から、支援してくれる方を求めて、ある意味プロ的な独自の活動をされていたように思います。その選手とは北海道マラソン2度優勝の田中(旧姓・小倉)千洋選手です。■北海道マラソン初優勝は証券会社のOLだった1997年。不調だったとはいえ、2000年シドニー五輪代表となる山口衛里さん、98年アジア大会代表の甲斐智子さん、リクルート、積水化学で活躍した佐藤千春さん、小出義雄監督の次女、小出正子さんらを敗る「アッと驚く」優勝でした。■2度目の優勝は2003年。堀江知佳選手を大逆転。このときは結婚、出産後で、主要マラソン大会で優勝した日本の経産女性第1号となりました。確か「もうマラソンはやめようかな」と思っていたところ、娘さんが「今年は北海道に行かないの?」と聞いたことから、最後にもう一度走ってみようかと出場。その結果、本人も驚く優勝につながったというものではなかったでしょうか。■フェアウェルパーティではお子さんを抱きかかえ、記念写真に応じる場面もありました。そのお子さんがノゾミちゃん。誰あろう全中女子1500メートルの覇者、田中希実選手なのです。■田中千洋選手は1969年11月生まれの44歳。バリバリの現役としたのは、去年11月の神戸マラソンで2時間36分53秒のシーズンベストをマーク。この記録は「現役」選手のものでしょう!しかも優勝したのですから!!陸上関係者の間では、中学生となった娘と一緒に練習して、「磨きがかかった」「スピード練習で切れが出た」と話す人もいます。■田中千洋選手は今年の北海道マラソンにも出場します。北海道マラソン女子最多優勝は千葉真子さんの3回。もし優勝するようなことになれば、その記録に並びます。千葉さんには2人目のお子さんが誕生したとのこと。今年の解説陣には「ママさんランナー」として活躍した赤羽有紀子さんが加わります。何か縁がありそうな・・・。44歳での優勝はスキージャンプの葛西紀明選手よりも年齢は上ですし、まさにレジェンド級ということになります。さすがに、本人もそこまでの目標は掲げていないようですが、ナンバーは「181」。注目です。声援をお願いします。

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