9月9日2014/09/14 23:23

中国の陰陽道で奇数は縁起のよい数字とされ、一番大きな「九」が重なる9月9日は「重陽の節句(菊の節句)」として祝う習慣が日本にも伝わっている。■この日、士別の日本陸連男子マラソンナショナルチームの合宿を見に行った。そこでのことをこのブログにも書こうと思っていたのだが、書きそびれていた。翌日、東京オリンピック(1964)の聖火最終ランナーで、フジテレビの陸上マラソン番組はじめスポーツ報道に多大な尽力をされた坂井義則さんの訃報に驚いた。さらに数日後、インターネットを開いて、SNSなどを開いてると、思いがけないことを知った。祝いの日である、9月9日朝に悲しい別れがあったということであった。■高橋優(たかはし・ゆう)選手に関するものだった。高橋選手は釧路青陵中出身で室蘭の北海道栄高校3年時に南部忠平陸上3位、大分で行われた全国高校総合体育大会(IHインターハイ)の陸上男子100m、男子200mともに3位となった。今年、インカレなどでも名を聞かなかったので、どうしているのだろうと思っていたのだが、SNSなどの情報によると闘病生活を送っていたという。去年の夏、200メートルの終盤の追い込み、インターハイで北海道勢が2人も同時に表彰台に上がったこと、当時、京都・洛南高校だった桐生祥秀選手とわたりあったことなどが鮮明に甦った。19歳。深い親交があったわけではないが、今もザワザワとした落ち着かない気持ちのままでいる。