北京ショック2015/08/29 03:04

男子マラソン、北京ショック。■2008年北京五輪、これまでの常識を覆すハイスピードで走り切ったワンジル(ケニア)。大崎がスタートラインに立てず、佐藤敦之は屈辱的な状態でゴールにたどりつく、だけだった。■2015年北京。世界選手権マラソン連続入賞が途絶えた。先週のことだ。日本はこの北京ショックを払拭できるのだろうか。■北京五輪直後の北海道マラソン、無名の中本健太郎が2位。その後、中本は五輪6位、世界選手権5位と日本のエースになった。今年の北海道でエースが生まれるのかもしれない。■ゲブレスラシエ(エストニア)の優勝タイムは2時間12分28秒だったが、35kmから40kmを14分台に上げ、ラスト2.195キロを6分47秒でカバーしている。このスプリットは興味深い。もう1点、興味を引いたのは8位のダニエル・メウッチ (イタリア)。20km付近から先頭に立ったイタリア人選手だ。途中でトイレに駆け込んだらしいのだが、ラスト2.195kmは7分2秒、これは優勝したゲブレスラシエに次ぐ2番目のタイム。入賞圏外から最後で8位に上げた。■メウッチのマラソンのベストは2時間11分08秒に過ぎないが、3千m 7分41秒74(日本記録 7分40秒09 大迫)、5千m 13分19秒00(日本記録 13分08秒40 大迫)、1万m 27分32秒86(日本記録 27分35秒09 高岡)というスピードランナー。トラックでは欧州選手権でメダルを獲っている選手。トラックのタイムから言うと大迫がマラソンに出て最後に2人抜いて8位入賞的な感じだろうか。びわ湖で2位に入っているので記憶に残っている方も多いだろう。■2015北海道マラソン 8月30日(日)あさ8時55分〜放送