東京五輪マラソンコース2020/08/10 03:38

note 始めました → @kita_fox_da #note https://note.com/kita_fox/n/nd8cd6e1d5ef3 東京五輪マラソンコースのツイートまとめ。ブロクやっているのにnoteひつようなのかな?と思いつつ。▼

1)普段の進行とは逆走になる大通公園の外周2周。スタート後2つ目のカーブは90度より鋭角。1つ目からこの角まではバスケットコートくらいの長さしかない。道幅は広いので80人で突っ込んでも大丈夫だとは思う。ここはポジションよりアクシデントに絶対巻き込まれないこと。2周するから2回とも注意。

※札幌で行われる東京五輪のマラソンのコースはまだ世界陸連(WA)による距離計測、コース検定が行われていないので発着点は確定していない。概要は2019年12月に決まり大通公園発着で札幌市内を変則3周する。スタートは大通公園の北側を西に向かい公園の外周を2周する。大通は北側が西から東へ、南側は東から西への一方通行。陸上競技は(トラック競技など)左回りが標準的ということか五輪では大通公園の外周も左周り。よって「普段の進行とは逆走」。北・大通は2009年から北海道マラソンのフィイニッシュ地点(西8丁目)になっている。この時も普段の交通とは逆走。西6丁目を北から南に走り右折して西8丁目にフィニッシュするので2017年の前田穂南も2018年の鈴木亜由子も大通を東から西に向かってフィニッシュした。コース形態も北海道マラソンのフィニッシュは東京五輪のスタートにつながっていたわけだ。

※コース計測をしてみないとわからないが机上の計算では数百メートル長いのではないかと思っている。その分、スタート地点を西に移動させるのだろうがまさにそこが北海道マラソンのフィニッシュ地点と重なる可能性があるのではないか想像している。

※大通公園外周周回の西の端が石山通(西10丁目)。迂回路のない幹線道路。石山通をコースにするメリットは「歩行者」の導線を確保できる点。マラソン実施時にコース横断を不可とした場合でも「地下鉄西11丁目駅」とつながる地下道を使えば公園の中と外をつなぐ経路が確保できる。公園内に大勢の人に入ってもらい南北に移動しながら何度も声援を送ってもらえる構想なのかなと。同時に沿道での応援の自粛を呼びかけるケースが起きた場合はコースが西9丁目に変更されるケースもあるのかなとも想像している。

2)大通、駅前通とも道幅は十分ある。北海道マラソンでは駅前通は中央分離帯を挟んで両方の車線をコースにするが五輪ではどうするのか。駅前通に右折する際、右側の車線に入れば僅かだがショートカットできる。南1条に路面電車の軌道が横切る。ススキノ交差点から中央分離帯がなくなる。

※東京五輪マラソンの最大出場枠は80人。

※WAのコース検定次第のところはあるが札幌駅前通はどのようにコースとして利用され、規制の範囲はどこまでだろうか。規制解除のタイミングと範囲、観覧可能エリアをどうするのか。北ループでは南大通を周回で使う。フィニッシュ後、選手をどう移動させるのか。スタートから10数分後、遅くても午前7時30分ごろまでに選手は駅前通を抜けていくだろうが、南1条あたりまでは競技終了まで車両は止めたままなのだろうか。歩行者天国のような仕様で観戦者にスペースを解放するのだろうか…想像を巡らす。

3)5キロ関門は左折右折のクランクカーブの間にある。クランクは最短コースを行こうとして進路が狭まる。安全策で外をまわってもすぐに縁石側に幅寄せされる。始め左に小回りして次のカーブを広く回るのが良いかもしれない。但し5キロ過ぎの右折は鋭角。また給水がどちら側になるかも気になる。

※給水地点は14箇所。パーソナル5、ゼネラル9。5キロごとにパーソナルとゼネラル(15、25、35は同一箇所。20、30、40も同様)、その間(5キロごとを含む毎2.5キロ)にゼネラルという感じになると思う。パーソナルの5つめは不明だが北ループの周回起点付近に設置されるかな。これも推測だが。

4)大通2周、5キロのクランク。ポジションどりで神経をすり減らすくらいならと。スポーンと飛び出す策もある。3000scで先頭に出た方が楽というやつ。先頭を走るのが一番リスク回避できるかもしれない。実質的にレースが動くのは8km付近の登りが終わってからだと思う。そこまではアクシデント回避を。

5)5キロを過ぎると碁盤の目形状ではなくなる川の流れのようにコースも緩やかに蛇行。左折して豊平川を渡る。幌平橋の前後で登り下りがある。ダメージを受けるような起伏ではない。橋の上では進行方向から日差しを受けるだろう。5キロ地点もそうだったが東に向かうとき日差しを感じる。豊平区に入り右折

6)中の島通も朝の時間帯ならコースに影を作る程の建物が続いている。橋や道の緩やかなカーブで集団の流れテンポ、リズムに若干の変化があるかもしれない。この先登りがあるとわかっているから全体的には落ち着き大きな変化はないだろう。飛び出し組と集団が一つにまとまるとかか。

7)2.5キロごとに暑熱対策地点(給水、氷、シャワーなど)がもうけられるとすると坂に入る前、北海道科学大学高校付近設置されるのか。当日の気象コンディションによるがエイドステーションも接触などアクシデントがないように。スポンジは使えるのか、ボトルの共用は、どうなるのだろう。左折へ。

※コロナ対応策が示されてからになるが、ボトルの共用やスポンジの利用に関する規定、給水スタッフの健康チェックと人選、手袋・フェイスシールド着用義務付けなど、ゼネラルの対応は従来とは大きく変わることも想定しておく必要があるかもしれない。

8)コースの中で唯一の登り坂。と言ってもまだ序盤の9キロ手前。他の駅伝やロードレースなどではよくある、特筆するような登りではない。ただ登りの得手不得手は出るだろう。その差が垣間見える分には問題ないが、この時点で脱落者が顕在化するきっかけにはなるかもしれない。

9)唯一の登りで「ちょっと試しに」的にいたずらする選手はいるかもしれない。それがなくても登りきってカーブを曲がると視覚的には感じない緩やかな下りになるので間違いなくペースが変わる。気持ちよくなって加速する者もいて縦長になるかもしれない。このエリアは1度しか通らない。

10)ビルは多いが道幅もあり、左側の車線のみがコースであれば競技エリアに日陰はほとんどないだろう。映像制作的視点では電線が多いのが気にかかる。日本の放送技術なら問題ないが、直進性の高い電波で上空リンクの方式だと細い線でも細かい遮断にならないのだろか。また運営上も大小看板が多い。

※オリンピックでは「ベニュークリーン=競技会場における広告物の排除」という決まりがある。オリンピックのヴィジュアルはクリーンであるべきという考え方で、オフィシャルパートナー、スポンサーといえでも広告物を掲示できない。街中の既存の広告物についても五輪仕様に彩を変えるのではないだろうか。ススキノはもちろんのこと平岸、北24条と意外と大変だろうなと思う。

11)10キロを過ぎると北海学園、若松勉さんらプロ野球選手も多く輩出した北海高校の前を通る。LA五輪金メダリスト南部忠平さんの母校だ。昔、道新販売所があり、今は公園になっているところに突き当たり右折左折の連続カーブ。男子のスピードだと道幅も狭く感じるだろ。北海道マラソンではスポンジ地点

12)豊平川を渡って再び札幌の中心部へ。橋の前後で登り下り。豊平川とビル群。この辺のレイアウトが好き。2017年の北海道マラソンでは前田穂南が田中華、野上、下門らを従えて序盤から堂々たる姿をみせていた。現川内夫人も出場していた。橋終わりの下り、右折しながら左側道に進行するところは注意

13)創成川に沿って北へ4km。テレビ塔の下から北は約10キロを3周する北ループ。10キロ4周にしなかったのは80人の集団で北海道大学構内進入は難しいとの観点もあったのではないか。創成川に柳などがあるが北13条辺りからは並木もなくなり日差しを浴びる。15キロ。果たして人数は絞られているか。

※日本陸連の科学委員会の調査では15キロ(25キロ、35キロ)地点の数値は高めに出ているとのこと。

14)北24条を左折すると正面に手稲山。レイアウトは違うが創成川〜北24条というルートは高見沢勝佐久長聖高監督がコーチ1年目で優勝した年にも走った。村澤はあのレース見ていたと言ったが大迫はどうだったろう。賑やかな北24条の商業地区を過ぎると北大第二農場に沿って左側カーブ。左折するといよいよ

※佐久長聖高校の高見沢勝監督は、日清食品時代に2位(2007)、佐久長聖高教員クラブで優勝(2008)、4位(2009)などマラソンキャリアのほとんどが北海道。2007年の優勝はジュリアス・ギタヒ、2008年は中本健太郎、清水将也らを寄せ付けなかった。

15)北海道大学の北キャンパスから北18条門まで7つの直角カーブ。20キロ、30キロ、40キロ地点のある中央道路を直線で約1キロ走るが北大を抜ける南門、北海道庁東門と狭い箇所、段差のあるところと街中をカーチェイスするような、F1モナコグランプリのようなスリル感が味わえるかもしれない。

16)北海道大学のジグザグは3度通る。それぞれで走り方も全く変わってくるだろう。難関と言っても1度目はまだ半分どころか20キロにも達していない。勝負の時に備え、極力ダメージ、消耗を抑えたいところだ。足を滑らせたり、接触したりして転倒さえしなければどこをどう走ったっていい。ここは無理せずだ

最初の15キロあまりは北海道大学に進入する際の混雑緩和隊列形成の準備段階。1周目の終盤、北大に入るあたりから連続カーブの影響もあってふるい落としが始まる…というイメージを抱いている。約10キロの北ループはx3キロからx8の東&北側5キロがカーブなどを気にせず走れる、態勢づくりができるところ。x8〜x2の間は、カーブや狭い箇所が連続し勝敗の分岐点、明暗が生まれるのかな…などと思っている。(x3とは13キロ、23キロ、33キロ。x8とは18キロ、28キロ、38キロ。x2とは22キロ、32キロ、42キロのこと)

都心にコースを設定している大会はどこのマラソンコースもそうかもしれないが交差点が多い。北海道マラソンの場合は創成トンネルの利用や交差点間の距離が長い郊外のバイパス的な道(新川通)をコースとしていることからそう感じるのかもしれない。交差点がある分、警備体制も厚くしなければならないだろう。アテネのリマの悲劇のような観衆の飛び出しにも注意は必要だろが、危険度から言えば車両などの誤進入や突っ込み防止。1つ手前の辻から止めたりするのだろうか。だとしたら…そのスペースに観客を入れたらどうだろう。創成川通は歩道が狭い。東側(川側)には歩道がなく観覧者のいるスペースがない。北大、道庁、駅前通は賑やかになるだろうが、実は創成川に沿って北上するエリアは声援が欲しいのではないだろうかと思うのだ。

ナンバリングしている(番号をふっている)のが2020年8月7日から8日にかけてTwitterに投稿したもの。まとめておこうとこのnoteに転載した。