男子ゴルフもジュニア奮闘①2014/09/19 15:12

4月の勝みなみのプロツアー優勝は大きな話題となった。柏原明日架、堀琴音、森田遥ら、アマ、10代がツアーを湧かせた。秋、北海道。男子アマも奮闘してる。■JGAのアマチュアビッグタイトルの1つ日本ジュニアで優勝したのが北海道江別出身の片岡尚之選手(札幌光星高2年)。全国大会の優勝は初めてだったが、自信にもなったと話す。そして、初めてのプロの大会がANAオープンとなった(9/18-21@北海道北広島市・札幌ゴルフ倶楽部輪厚コース)。■初日が日没サスペンデッドとなり、金曜日は早朝の6時40分再開。片岡は1stラウンドを4ホール残してスタートした。輪厚は道内のジュニア大会が毎年開かれるコースだがプロのセッティングは初めて、再開後も2ホール目の7番でラフに苦労しボギー、それでも9番でバーディを奪い、前日中断前の-1で1ラウンド目を終えた。■そして、9時前にスタートした第2ラウンド。雨、風。そして晴れとめまぐるしく天気が変わる。1バーディ1ボギーで迎えた5番パー5。ドライバーがFW真ん中を捉えた。第2打は残り225ヤード。打ち上げ、向かい風。3Wでグリーンを狙うと2オンに成功する。■第3打アプローチを前にグリーンを見に行った同伴プレーヤーの中川勝弥プロが片岡に声をかけた。「イーグルだよ」と。片岡はまだ3打目を打っていなかったが、グリーンに上がってみると自分のボールがカップの脇、5センチくらいの所に止まっていた。あと数センチでアルバトロス!このホールのイーグルで一気に3アンダーとした片岡はベスト10も見えるポジションにジャンプアップした。(つづく)

男子ゴルフもジュニア奮闘②2014/09/19 15:12

(つづき)■しかし、プロのトーナメントは、そんなに容易いものではない。高校2年生、16歳の片岡尚之の前に次々とピンチが訪れる。直後の6番は440ヤードのタフなパー4。セカンドはグリーンに届かず、花道からの40ヤードはあったろうかアプローチも寄らなかった。それでもここは3メートルのパーパットを沈め踏ん張る。しかし、7番では2ndをピンサイドのラフに外し3オン2パットのボギー。8番パー3では右奥のピンに対し、右奥に外した。流れが悪い。ズルズル後退してしまいそうな状況だった■この日、「良かったのはアプローチ」と振り返った片岡。8番のピンチを「ロブショット」で切り抜けた。ふわりと上げた見事なアプローチだった。ここから流れが良くなった。9番、10番、11番、チャンスと言えるほど近くにつかないホールもあったが、いずれもTショットのフェアウェーキープ、グリーンヒットとも完璧。そして、パー5の12番でバーディ。そのあとも13番、14番、15番はいずれも1ピン以内!入っていたらどこまで伸びるんだ!というゴルフが続いた。■ところがオナーで打った16番パー3は風の読み違いか、グリーンオーバー。ここも奥から転がしのアプローチでパーセーブにつなげるのだが、続く17番、スコアを伸ばしたいパー5で大ピンチに見舞われる。17番は輪厚の名物ホール。林越え2オンを狙うプレーヤーが多く、テレビ中継でも「見せ場」たっぷりのホール。ただ、それだけにTeeも2ndも待つことが多い。■片岡も次の組が追いついてしまうほどTで待った。ここもオナー。Tショットは右のラフへと行った。前日もラフに入れ6番アイアンで刻んだが、ボールが浮いていたので「狙ってみる」と5Wに持ち替えた。結果は引っかけ気味のミスショット。ボールは林の中に止まった。まさかの大叩きか・・・。

男子ゴルフもジュニア奮闘③2014/09/19 15:12

高校2年生、16歳の片岡、トップ10も見えてきた終盤の17番ホール、こともあろうか2ndを林の中に打ち込んでしまった。■林からの第3打は低いボールで木の間を抜く。グリーンを捉えたかに見えたが止まらない。ピンも奥だったが更にその奥へ行っても止まらずこぼれた。グリーン奥は芝が短く刈ってあり、更にその奥の深いラフまで転がっていくようになっていた。奥のラフからピンまでは距離があるが、奥のグリーンエッヂからピンまでは近い。刈り込んでいる所にバウンドさせると止まってしまう。落としどころは僅かな狭いエリア。パー5でボギーを覚悟する場面だ。そこで片岡は本人命名の「ハーフ・ロブ」で50センチほどに寄せる。またもアプローチで凌いだ。■石川遼がアマチュア優勝をしてみせたとき、確かサスペンデッドがらみだったように記憶している。片岡にとっても石川はマバユい憧れのプレーヤー。首位と6打差では「石川プロがアマチュアのときにしたようなことには届かないと思うけれど1打1打に集中して少しでも上位にいきたい」と予選通過の目標クリア後の抱負を話す。■4アンダーは石川と同スコア、予選は2組違いでカード提出が近い。「明日は石川選手と同組だと思うよ」と伝えると「大スターと回れるなんて!光栄です!!」と目を輝かせる。「スゴく楽しみです。とにかく、プレーを見たいです」とゴルフ少年は素直な気持ちを口にする。あす、この組、大勢のギャラリーで囲まれること間違いないだろう。▶アマの主なタイトル:日本オープンローアマ、日本アマ、日本学生、日本ジュニア【追加】午後6時頃、3日目の組み合わせ決まる。片岡尚之と石川遼は同組とはならなかった。

BELDING(ベルディング)2012/11/05 01:57

愛用していた黒の軽量ゴルフバッグを処分した。底のプラスティック部分をぶつけ、割れてしまった。バッグ2箇所に背骨のように支えているシャフト状の棒が突き抜けてしまってはどうにもならない。■それにしても、このバッグ高性能、軽量、無駄なくとても気に入っていた。デュアルストラップで大きさも練習場や早朝、薄暮のセルフプレー(担ぎ)の際などに最適だった。信頼できるBELDING(ベルディング)製というのも気に入っていた。■最近、BELDINGはアスリート向け軽量バッグを生産していないようなので、なおさら貴重だったのだが・・・。5、6年前のモデルだったのだが、まだまだ、使いたいところだったのだが・・・。これまで楽しくゴルフをさせてもらったことに感謝しよう。ありがとう。■あまりゴルフ用品を使わなかった今季、クラブの倉庫に預けたままのフォージド、どうなっていくるかな、、、ごめんよ。

ゴルフ場&南部忠平2012/07/08 02:33

七夕・・・きょう(7月7日)は千歳のゴルフ場で石川遼選手のプレーを見ました。そして、札幌に戻り急いで円山競技場に向かいました。8日に行われる南部忠平記念陸上の記者会見が午後4時からあったからです。会見終了後、会社にもどると再びゴルフモードに切り替えて石川遼選手のニュースを担当しました。■石川選手は絶対にギャラリーに損をさせませんね。ついて歩いていると本当に楽しい。今日、印象に残ったのは11番ホール。いろいろなことがあったのですが、やはり5番ウッドを使った奥からのアプローチが特に印象的でした。(詳しくは後日、、、眠い)■円山では高平選手のコメントを聞きながら、うんうんと。なんだかジーンと来てしまいました。(詳しくは後日)。会見出席予定の福島選手はオリンピックの調整を優先して、欠場することにしたそうです(詳しくは後日・・・)。

比嘉真美子V22012/06/24 01:02

女子ゴルフのアマチュアNo1を決める日本女子アマチュアゴルフ選手権で比嘉真美子が2連覇。メダリスト(マッチプレー進出を決めるストロークプレートップ選手)の優勝は2003年宮里藍など、僅か。2009年藤本麻子以来。■比嘉は昨年の日本女子アマ、日本ジュニア(10年)、日本女子オープンローアマ(11年)など最強アマの称号を手にプロテストに挑む。■クラブ選手権など、ストロークプレー後マッチプレーがある大会では「メダリストは優勝できない」というジンクスがある。

ゴルフ愛知が熱い!2011/10/02 00:55

男子ゴルフのコカ・コーラ東海クラシック、女子の日本女子オープンが愛知県下で行われている。地元ギャラリーはどちらに行こうか迷うだろうな。日本女子オープンの出場資格なく、繰り上がり出場の可能性を待っていた女子プロの中には石川遼ら男子ツアーの観戦に行っている選手もいるようだ。

古閑美保と北海道③2011/09/28 03:10

さて、やっと「古閑美保と北海道」というか、「とボク」という感じか。一ファンの述懐。■社会人になって約10年、競馬や陸上競技の取材はしても、ゴルフ番組、ゴルフ中継とは無縁だった。それが何の因果かゴルフの実況をやることに。スキージャンプの時もそうだったけれど、同世代とか、新人とか、その時もっとも注目されている人とか、同時進行の人から学ぶのが私のやりかた。とにかく興味を持てそうな何かを探す。■系列局のゴルフ番組を見ていると東海大二高の制服姿でインタビューに答えているアマチュア選手がいた。翌年、その大会を取材することになった。教官役の先輩スタッフにスタートテントに連れて行かれると古閑美保がスタートしていった。腰パン気味のゆったりした着こなしの高校生を覚えておくように指導された。その年だったか、飯能に日本女子オープンの取材にも行った。女子オープンに行くのは初めてだった。ローアマは古閑美保選手だった。日本女子アマチュア選手権がマッチプレー形式になった最初の大会もこの年だった。同級生決勝は印象に残る。古閑選手はランナーアップだった。因に準決勝で対戦したのは北海道の酒井千絵選手だった。■ゴルフと無縁の私でも「坂田塾」は知っていた。北海道にも札幌校があるじゃないか。過去のニュースを検索してみると自社のニュースでも何度も特集や企画を放送している。ライブラリーで借りて視聴すると千歳空港に到着した当時、小学6年の古閑美保が映っている。ハッピーバレーで熊本校と札幌校の交流戦が行われたのだが、熊本校のエースは古閑美保とリポーターが紹介している。■古閑選手のプロデビュー戦は2001年に室蘭で行われた日本女子オープン。女子オープンはこの年から秋の開催になった。北海道は古閑選手のプロ初試合の土地でもある。■私にとって2001年はゴルフ中継最終日の実況を初めて担当した年。こちらの経験も知識もなく、取材をしなければならないのだが、物怖じしてしまい中々話がきけない。新人選手や初参戦の人には「北海道は初めてですか?」など浅い内容のことを僅かに聞ける程度。あとは記録やプレス資料をみて、なんとか取り繕う感じだった。2003年に東洋水産レディス北海道に出場した古閑選手にもたいした話は聞けなかったが、ニコニコしながら応じてくれたのは鮮明に覚えている。■その後、北海道の大会に出場した年も、そうでなかった年も、また成績も良かった年もふるわなかったこともあったが、人気もあり、取材は外せない選手であり続けた。樽前での日本女子オープンも記憶に残っている。テレビ熊本の荒木さんとフジテレビの豊田さんで作った番組もみたな・・・。■今年、meiji カップで2位フィニッシュだった。ラストシーズンのベストフィニッシュが北海道だったというのも、悪くはないが、ぜひシーズン最後まで、印象に残る戦いをしてほしいし、meiji カップ以上の成績、ということは!と願っている。

古閑美保と北海道②2011/09/28 03:05

8月、meiji カップ。初日、古閑選手は63をマークしトーナメントリーダーへ。2日目の1番Teeショット。めちゃくちゃ飛んでいた。最終日、有村智恵選手の猛チャージ、トーナメントはざわめき始める。古閑美保選手は最終組でフォン・シャンシャン(馮珊珊:ひょう・さんさん)と優勝争いを展開していた。11、12、14とバーディをとる。先に上がっている有村選手をとらえ、フォンとならんで首位を行く。15番でバーディチャンスにつけながら古閑選手はパー。先に遠いところから打ったフォンはバーディ。■1打リードを許した16番。古閑選手はTeeショットでドライバーを使わず3W(おそらく)。飛距離よりも正確性を選んだはずがそのTeeショットを打ってはいけない左へミス。深いラフと絶対乗らない木越えのアングル。苦しくなる。■続く17番はパー3。前の組がグリーンでプレー中、6番アイアンで素振りをしていたのに、グリーンが空くと11番ウッド(多分)に持ち替えた。パーではなく、バーディが必要と考えたのか、手首の痛みで、しっかり目に打てなくなっていたのか・・・。大きめのクラブに変えた。しかもボールが浮きやすいウッドに・・・。林に囲まれていて、プレヤーは風を感じない、ピンフラッグも揺れていないことが多いが、このホールの風は左から右に吹いていることが多い。おそらくその日も左から右へ向かう風。■ピンは右サイド。グリーンの右は高いが、グリーンを外れるとその右は窪地。窪地に向かう途中にバンカーがある。グリーンエッヂからピンまでは下っていてバンカーからは絶対に寄らない。入れてはいけないバンカーだ。古閑のTSは右に切れていった。そしてバンカーへ。致命的だった。2010年の葛城以来の優勝は絶望的になった。■18番を意地のバーディとし、今季ベストフィニッシュの2位タイでトーナメントを終えた<次へ>

古閑美保と北海道2011/09/28 02:31

2年前の人事異動後、急激にゴルフ熱が冷めてしまった。年間50ラウンド以上、練習場はほぼ毎日。仕事は勿論、プライベートでもトーナメント会場へ足を運び練習場やらギャラリー2ランやらワンハーフやら。はたまたマーカーやギャラ整のボランティアまで・・・。あ、そうだ「キャディ」もやったのだ。のに、今年は僅か2ラウンド。練習場も3回くらいかな。■すっかりご無沙汰していたゴルフだが、週末トンボ帰りで仙台へ。そして、今夜、ホークスにガタガタにやられる我がチームをテレビ観戦したあと、練習場にも行った。久しぶりだった。夜の練習場の風はすっかり秋の気配。淋しい臭いがする。この淋しさ・・・何かなと思ったら、虫の知らせだね。■利府のレストランで久しぶりに再会した方との会話の中で「今、誰のファンなの?」と聞かれ、即座には答えられなかった。ギャラリーしてついて歩きたいゴルフ選手いないな・・・と。結局、誰の名前も上げなかったが、好きな選手はいる。■古閑美保選手が今季限りで引退するという。所属事務所を通じて発表した。本人のブログにも。衝撃だ。プロ入りしたての頃から「太く短く」とか「お嫁さんになって引退が目標」とか雑誌のインタビューに答えていたような気がする。■最近はあまり取材の現場には行かないが、会社にいて誰かが取材してきたVTRをまとめる仕事は時々する。7月、インタビューに答える古閑選手のVTRも見た。一通り、質問が終わったあと、スタッフは「手首の具合は?」と聞いている。古閑選手は「大丈夫です」と笑顔で答え、立ち上がり、VTRは終わっている。大丈夫ではなかったのに、言い訳にしない姿勢だったのか。<続く>