踊り場2011/10/09 18:30

8日に行われた国体の成年女子100m、福島千里選手は今季最後の個人種目を圧勝で締めくくった。2008年のタイ記録を含め日本記録を毎年更新してきたが、今年はお預け。それでも内容には手応えもあり、「条件も動きもよかったので、ちょっと惜しかった!」と言いながら笑顔を見せた。記録は更新できなかったがそれは「踊り場」のようなもの。階段を高く上がろうとすれば、長い競技人生そういう年もある。■11秒24には縁がある。日本記録の11秒21に次ぐセカンドベストだが、おそらくこれが4回目だろう。記録連発の「衝撃」の始まりでもあった2009年布勢スプリント2レース連続日本記録の2レース目が11秒24だった。翌年、日本記録を11秒21まで延ばした2ヶ月後、同じ鳥取の布勢スプリントの第1レースでまた11秒24。そして、今年の布勢スプリントでまたまた11秒24。■中村監督は「同じ24でも意味が違う」と説明する。シーズン最大の目標、大舞台の世界選手権が終わり、普通なら激闘の疲労や気持ちも下降する。本人は最後までしっかり走りたいという姿勢をもっているが、なかなか難しい。どんな状況でも、多少、調子が悪くても高い水準が維持できるタフさを身につけようとしているが、確実にレベルアップしている。■甘い得意なコースにきたボールのみヒットやホームランを打てるだけではない、クセ玉や厳しいコースを攻められてもヒットにできる底上げができている。この先に行く手応えも掴んでいる。■ちなみに「長い競技人生こういうシーズンもある」というのは「日本記録」の更新ではなく「自己記録」の更新ができなかったということではないかな。福島選手は中学2年の12秒67から、中3で12秒33、高校に入り11秒95、70、67、ハイテクAC1年目は11秒60、そして、2008年の日本タイ11秒36、09年の日本新11秒24、昨年11秒21と日本記録更新よりも長い年月、自己と向き合って、越え、成長し続けているのだ。追い風のため公認ではないが6月には11秒16と初めて11秒1台をマークしているから、内容やアベレージも含めて確実に次の高さに上がっていく充実のシーズンだったといえる。

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