日替わりヒロイン ― 2013/01/13 03:29
高梨沙羅選手の活躍、2014年ソチから五輪正式採用決定など注目を集め、話題を呼んでいるスキージャンプの女子。国内でも頑張っています!◆年末の名寄2連戦で2連勝した小浅星子(ライズJC)は年始の遠征メンバーに招集されると初の海外ワールドカップで奮闘。3試合目のヒンターザーテン(ドイツ)で遂にワールドカップポイントを獲得した。ワールドカップポイントは世界の30位以内に入らないととれない。ワールドカップで2回目に進むのがこの僅か30人。並大抵のことではない。小浅のゼッケンは1番。出場選手中、(対象期間に)もっとも実績がないことを示す、もっとも若い番号だった。そこから大飛行。しかし、スタートが早い分、2本目に進めるかどうか、結果が出るまで待つ時間もながい。そして、残り方もぎりぎりの30位。しかも同点2人が滑り込む形だった。しかし、この最後の1人に入るかどうか、たとえ1点でもワールドカップのポイントを持っているかどうかは、大きな違いとなる。星子ちゃん、おめでとう。◆国内は年明けとともに舞台は札幌へ。札幌シリーズは、居酒屋でバイトする茂野美咲(ライズJC)、ミセスジャンパーの葛西賀子(日本空調サーピス)、大学1年の山口瑞貴(ライズJC)、そして、社会人1年目、整形外科でクラークとして働く竹田歩佳(ライズJC)と大会ごとにヒロインが変わる。代表クラスは夏に岩渕、そして、年明けドイツで山田がケガと高梨に続くメンバーにアクシデントがあったが、2014年ソチを目指して、混戦模様の切瑳琢磨が続く。
日替わりヒロイン② ― 2013/01/13 03:50
◆葛西は1998年の長野五輪当時、高校生だった。オリンピックのテストジャンパーをつとめた。唯一の女性テストジャンパーだった。山田いずみとともに日本の女子ジャンプを牽引してきたが、女子ジャンプが初めて国際最上位の大会で実施された2009年の世界選手権の際は代表から漏れた。それでもノルディックスキーの「聖地」とも言えるノルウェー・オスロで行われた2011年の世界選手権に出場。12位に入る健闘を見せた。日本チームでは女子最年長となったが、今もオリンピックで飛ぶ夢を追いかけ戦い続けている。◆史上初、女子ジャンプにとって歴史的第1歩となった2009年の世界選手権。その時の日本代表は、山田いずみ、渡瀬あゆみ、伊藤有希、そして、もう一人が竹田歩佳だった。そのシーズンを最後に引退した山田が抜けた日本チームを支えていくはずのひとりだった竹田は長い不振に陥る。試合には出続けていたが、成績は一向に上向いてこなかった。注目選手として取材、インタビューを受ける機会もなくなっていった。◆12日、HTB杯で優勝した竹田は、「ジャンプがずれていき、分からなくなってしまった。全然楽しくなくなっていた」と苦しんだ3シーズンを振り返った。しかし、今、再び「ジャンプが楽しい」と話す。◆競技環境は必ずしも恵まれているとはいえない。夏まではアルバイト生活。恩師の関係で勤めるようになった病院のリハビリルームではフルタイムで勤務する。就業前に職場のリハビリ器具を使って補強運動やバランストレーニングができたり、シーズン中は休みをもらったり、競技へ配慮してもらってはいるが、練習時間は企業チームや学生といったジャンプに専念できる選手とは比べ物にならないくらい少ない。それでも、患者さんはじめ、周りの人が、「新聞読んだよ」「テレビに出ていたね」などとダイレクトの反応が感じられる。現在、未来への見通しは「明るさしか見えない」と朗らかに笑って答える。明るい未来・・・楽しみである。
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