東京五輪マラソンテスト大会5月5日に開催その12020/12/14 00:00

 東京2020組織委員会は2021年8月に行われる東京オリンピックのマラソン競技のテストイベントとして「札幌チャレンジハーフマラソン 2021」と「札幌チャレンジ10K 2021」を2021年5月5日(水・祝)に行うと発表しました。

 ハーフマラソンは海外を含めたトップランナー男女80人。テンケー(10キロ)には市民ランナー2500人程度が参加でき、2021年2月をめどにエントリーを始めたいとしています。

 どのようなトップ選手が出場するかはこれからになりますが、五輪の日本代表選手が「試走」で参加する可能性はありそうです。海外の代表選手についても門戸を開く方針です。

 いずれも世界陸連(WA、ワールドアスレチックス)に認定された札幌の東京五輪マラソンコースを利用した日本陸連公認コースとなる予定です。

 札幌で行われる東京五輪のマラソンコースは大通西4丁目(大通公園の北側・北大通、札幌駅前通から約46メートル西側)をスタートし、西11丁目・石山通と駅前通間の大通公園外周をほぼ2周したあと札幌駅前通を南に進んで南平岸を南端とし北は北24条を回る大ループと大通西3丁目の公園南側を通り創成川通に合流して1周目の北側の小ループ約10キロを2周する変則計3周し、大通西3丁目(駅前通東側車線)にフィニッシュします。五輪コースとして11月11日にWAから認定されました。

 ※コースに関しては若干の変更がありますが別の項目で取り上げていましので参照ください。

 テスト大会は会場準備、選手・スタッフの導線、交通規制、沿道整理など大会運営の訓練、課題の確認としても貴重な機会ですが、新型コロナウイルス対策とその検証について関心、注目が高まると予想されます。

 新型コロナウイルスへの警戒が強まり「さっぽろ雪まつり」の開催が中止に向かうといった情勢の中での今回の発表には五輪開催を不安視する声の高まりなどもあり、懐疑的、否定的な見解が広まっている点は否定できません。

 「オリンピックがやってくる」「オリンピックコースで市民も参加したランニングイベントが開催される」となれば従来なら「胸踊る」お知らせと受け取られてもいいはずですが、そうならないのは新型コロナウイルスへの不安の大きさ、深刻さを裏付けているのだと思います。

 東京2020組織委員会の森泰夫大会運営局次長は「(テストイベントが)実施できる状況になってもらいたいと望んでいるが、状況を注視して、地元と丁寧に相談しながら決めていきたい」と話しています。

 コロナ禍が収束していることを望みますが、仮に収束していなかったとしてもコロナ禍でも活動できる方法を見出し、市民がスポーツを楽しめる環境が得られているのであれば、感染症のあるなかでも人々が生きていく、生活していく希望となるのではないでしょうか。

 ここまでがテストイベント「マラソンフェスティバル2021」発表に関する概要と所感です(長くなりました)。

 このあと「その2」「その3」で出場選手の見通し(予想)などを記してみます。

※このブログは12月12日のnoteへの投稿を転載したものです
https://note.com/kita_fox/n/n5fcf1435f0c4

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