国際ルール2008/06/09 23:32

スピード社の高速水着の話題に関連して思ったこと。日本のメーカーが世界記録量産ウェアを開発していたらどうなっていたか。用具を使うスポーツ、例えばスキーやゴルフでは用具のルールが細かく決められている。飛ぶクラブやボール・・・メーカーが苦労して開発した製品もルールによって使えなくなることがしばしば起きる。陸上競技の投擲種目では大会側が用意した規格品を使用する。スキージャンプのスーツなどは使用繊維の空気透過率や裁縫のパターンまで決められている。その上で、日本のメーカーのスーツを着ているとダメだと言われるジャパンバッシングとも思われる処置をとられることもあるという。スピード社はUKのメーカー。冒頭に触れた、日本のメーカーだったらという仮想。使用を規制する国際ルールが設けられていたのではないかと思ってしまった。使用の用具によって効果が変わってしまうというのはファアな競争と言えるだろうか。素晴らしい用具を生み出したスピード社の開発力、製作努力に心から敬意を表したいが、用具の選択から契約の仕方、スポンサーの存在など競技場以外でのコンペティションも大きい、競技場外で既に勝負は始まっていたのだなと感じる訳なのだ。

コメント

_ Stray Horse ― 2008/06/12 15:06

残念ながら、スポーツそのものが既に市場経済の場になってしまってるから、ちょっとでも“新参国”のメーカーがしゃしゃり出てきた途端に規制を掛けるんです。特に日本は、欧米諸国では未だに他のアジアと同じ“後進国”扱いですから、自分トコのメーカー以外の開発した技術が市場を乗っ取られることを、極端に嫌います。ですから、日本人選手が仮にスピード社のLRで金メダルをとった場合、恐らく“日本人選手”対策として日本人選手のみ着用を禁止する可能性もあります。が、そこまでしても、メーカーは自社ブランド以外の部外者を廃除したがるんです。たとえそれが原因で、スポーツ業界全体が廃れたとしても…

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