追悼 ありがとうございました2019/04/29 22:00

マラソン指導者の小出義雄さんの訃報にに接し、ただただ呆然としています。指導の一線から退かれたという報道は目にしていましたが、まだまだお話を伺いたい、インタビュー取材をお願いしようと思っていた矢先の悲報。とても残念でしかたがありません。■1991年から北海道で暮らす私にとって、特に北海道マラソンを通じてお世話になりました。そればかりかではなく、合宿の地で、様々な大会で、取材先で、お見かけした姿が偲ばれます。■1992年、バルセロナを前に札幌の厚別公園でストップウォッチを手にタイム計測されていたこと、その有森さんと1995年に北海道で劇的シーンを見せていただいたこと、千葉さん、堀江さん、佐伯さんら歴代優勝者ばかりではなく、松本真由美さん、佐藤千春さん、佐藤直子さん、赤木純子さん、那須川瑞穂さん、そう、次女の正子さんも・・・本当に多くの教え子たちが北海道マラソンに出場され、大会、番組を彩っていただきました。■監督ご自身が還暦を前にした1998年には、鈴木博美さんをともなってフルマラソンを完走されたこと。スタジオでの解説も、合宿先に突然お電話を差し上げ国際電話での生出演をお願いしたことも・・・。歴代の担当者、マラソンに関わったスタッフ、みな、監督が大好きでした。■ベルリンでオートバイに乗って高橋さんの世界記録を見守った姿、ガハハと笑い、面白いぞ、とお話いただいたこと、最近では、鷲見さんはどうでしょうとお伺いしたことまで北海道以外でお会いした時も、取材する私たちにも声をかけ、褒めていただいたこと、いくつも場面が思い出されます。■2020年の東京オリンピックはどうでしょう、まだまだ見解を聞かせていただきたかったし、小出マジックを、繰り出して欲しかったと思っております。■かけっこに注がれた情熱。ご生前の笑顔ばかりが思い出されます。■ご家族、ご親族、指導をうけた方々におかれましては存在感溢れる、先生、監督が旅立たれて、悲しみ、寂しさ、ご心情いかばかりかとお察しいたします。謹んでお悔やみ申しあげます。■幾多のご厚情をうけながら、ご恩返しをすることもできず、お別れの場に伺えず、痛惜の念もひとしおです。試合や合宿でお越しいただいた遥か北の大地からも、心からご天国で愉快にお過ごしいたでけるようお祈りいたしております。監督、小出先生、ありがとうございました。