LPGAプロテスト ― 2009/07/29 01:42
日本女子プロゴルフ協会(LPGA)のプロテストが始まった。雨の中断などもあり、初日から大変だったようだ。TPD制度ができてからツアーへの参戦門戸が広がったこともあり、以前ほどではないが、それでもプロテストは1年に一度で、合格者は約20人と僅か。プロを目指す多くの選手は秋の1次予選会から長い長い挑戦が続く。緊張の連続で、テスト疲れで脱落していく選手もいるとか。ここ数年を見るとTPDとして、またはトップアマチュアとしてプロのトーナメントでの経験を積んでいる選手や予選会免除でテスト独特の空気に疲弊していない、心身ともにフレッシュな状態で臨んでいる選手が好結果を残している印象。もっとも実力のある選手だから、予選会免除の実績を残せているのだから、免除者の好成績は当たり前と言えば当たり前なのかもしれない。■トップ合格は後半戦、ほぼ全試合に出場できるが、ここ数年のトップ合格者は、黄アルム、服部真夕、有村智恵、高橋千晶、上原彩子、川原由維、佐々木慶子、ウェイ・ユンジェら。■プロテストはギャラリーの観戦はできない。取材エリアも限定されている。プレーは1番と10番のT、9番と18番のグリーン。合格者を記録用に撮影しているテレビ局があるが、後半のスタートに合わせTショットを撮影。ホールアウトは追わず、合格が内定し次第、次々にインタビューを収録する。インタビューのコメントとTショット、プレショットルーティンなど表情があれば、概ね紹介できてしまうという割り切りだろう。■私が取材を担当した際は、会場のルーズや速報ボード、練習グリーンでの有名選手や取材ターゲット選手の顔。2つのT、2つのグリーンでバリエーションをつけた撮影。ハーフターンとホールアウト後の歩き。そして、合否を待つ表情。合格者の集合写真やボードの合格者の欄にある名前を指し示すポーズをとる様子などを収録した。もちろんインタビューは重要。■この春、古閑美保選手のドキュメンタリー番組を見たが、プロテスト合格時に取材陣に囲まれている様子は印象的だった。記者の前でおどけて笑ってみせていた古閑、そこに父親から電話がかかってくる、テレを隠すように笑い続けながらも、目頭が熱くなっている、それでも明るく涙を見せないように振る舞う。泣いてしまいそうな自分を笑いで取り繕うとしながら、顔を隠そうとカメラを避ける。そして、振り返ってカメラに笑ってみせる。その様子を深追いすることなく、静かに記録し続けていた。微笑ましくもあり、やっぱりうれしいのだというのが伝わってきた。良いシーンだった。■3日間の試合形式のプロテスト、そこに明暗はある。初日の成績を見ると予想外のスコアになってしまった有力選手もいる。今年は、どのな新人プロが誕生するのだろうか。
古賀淳也 ― 2009/07/29 02:41
水泳の世界選手権、男子100メートル背泳ぎで古賀淳也が優勝。入江は4位。
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