開幕間近!明治チョコレートカップ2009/07/07 02:06

LPGA第16戦、明治チョコレートカップがいよいよ今週金曜日7月10日、北海道北広島市の札幌国際カントリークラブ島松コースで開幕します。12日の日曜日、18番ホールでウイニングボールを手にするのは誰でしょうか?■2週前のニチレイPGMで諸見里しのぶ選手が今季3勝目を上げたことで、賞金ランキングも俄然、注目度が上がってきました。1位横峯さくら選手と2位諸見里選手との差は300万円少々。僅差です。■2人の今季のデータを簡単に見てみましょう。優勝回数は両者とも3回。部門別では横峯選手が獲得賞金の他にも、平均ストローク、平均パット数、パーセーブ率、平均バーディで1位にランクされています。一方の諸見里しのぶ選手は獲得賞金が2位、パーセーブ率が3位、リカバリー率が4位、平均ストローク、平均パット数、イーグル数の3部門が5位となっています。出場試合は諸見里選手が全15試合。横峯さくらは14試合。予選落ちはありませんが、横峯さくら選手が全試合11位以内なのに比べ、諸見里選手は20位台、30位台も時折あり、今季のワーストリザルトは53位(全て予選通過というのはスゴいことなのですが)と横峯選手と比べると少しばらつきがあります。特に優勝した次の大会での成績が落ち込む傾向にあるみたいです。■但し、諸見里選手は北海道との相性がとても良いのです。アマチュア最後のシーズンに臨み悲願を達成した日本女子アマの会場は北海道由仁町でした。また、ナショナルオープン、メジャーの日本女子オープンを制したのも北海道苫小牧の樽前カントリークラブで行われた2007年大会でした。去年の1勝も北海道で行われたトーナメントでした。もっとも横峯選手もアマチュア時代に出場したプロのトーナメントでホールインワンを達成したこともあるのです。■この前の土、日に函館でプロ野球のパリーグの首位攻防戦が行われました。地元・北海道日本ハムにソフトバンクが2連勝し、首位が入れ替わりました。女子ゴルフの首位も入れ替わる可能性があるのか、はたまたないのか・・・。■現在のコースで行われるようになって今年で4年目ですが、過去3回は全美貞、大山志保、不動裕理の各選手が優勝。この顔ぶれを見ると本当の実力者しか優勝していないのです。今年の優勝者が横峯さくら選手にしても諸見里しのぶ選手であっても、どちらも実力派ですから・・・。■もちろん2人だけではありません。去年このコースで63をマークした有村智恵、飛んで曲がらない三塚優子、ケガ癒えた去年の賞金女王の古閑美保、若林、森田ら若手、辛、叶ら海外勢にも実力者がいるので本当にだれが優勝するのか予測がつきません。

密かな注目点、アマチュア対決2009/07/08 20:53

10日に開幕する女子ゴルフの明治チョコレートカップ。横峯さくら、諸見里しのぶ、三塚優子、全美貞、有村智恵という賞金ラインキングベスト5、昨年の賞金女王・古閑美保らトッププロが出場を予定している。横峯と諸見里の獲得賞金額の差は340万1,800円。両者の差もさることながら、今年から優勝賞金が1620万にアップされているだけに成績によっては賞金ランキング上位の様相が変わってくるなど、トッププロの争いが注目されている。■その一方でベストアマチュアの争いにも注目してみてはどうだろう。今回、北海道内のアマチュア1名を含む全国から合わせて7人のアマチュアが出場する。昨年の日本女子オープンでローアマに輝くなどプロツアーでもすっかりおなじみの竹村真琴(19)。07年の日本女子アマ優勝、法政大学の綾田紘子(21)・・・タイトルを持っている選手もいる。■14歳・札幌の中学3年生と15歳・沖縄の高校1年生の活躍にも期待したい。札幌の中学生は藤田光里さん。先月の北海道女子アマチュア選手権で史上最年少優勝を果たした。沖縄の高校生は比嘉真美子さん。今年3月の女子プロトーナメント、ダイキンオーキッドの2日目に69をマーク、当時、本部中学3年だったことから「沖縄の飛ばし屋中学生」など注目を集めた。■みどころ満載だ!!

全美貞が今季2勝、通算11勝目2009/07/14 15:39

女子ゴルフの明治チョコレートカップ最終日が12日、北海道北広島市の札幌国際カントリークラブ島松コースで行われ、5アンダー、首位タイでスタートした全美貞が終盤抜け出し、トータル9アンダーとしてこの大会2回目の優勝を果たした。ラウンド中、初優勝のときのことをたびたび思い出したという。風向きなど、その時と同じような雰囲気だったという。■3年前、全美貞のキャディは飛行機が苦手で北海道に来なかった。代わって姉の美愛さんがバッグを担いだ。美愛さんはキャディだけではなく、優勝インタビューの通訳も担当した。日本の「温泉」が大好きな美愛さんは、その後、キャディはしなくなったが、北海道のトーナメント会場にも顔を出し、妹のスタートを見送り、妹がラウンドしている4時間ほどの間、周辺の温泉めぐりを楽しんでいた。そして、美貞のホールアウトのころクラブハウスに戻り報道陣に囲まれる妹の通訳を務めもしていた。■この3年の間、美貞は3週連続優勝などを始め日本ツアーでその存在感を示し、毎年賞金女王争いにも加わっている。日本語学校にも通い、日本語も上達、インタビューや取材にも日本語で応じる。■姉は今年始めに長男を出産。美貞は各ホールの特徴や距離、グリーンのラインなどをメモする「ヤーデージブック」に甥・健ちゃんの写真を入れてプレーした。美貞の調子が悪いと姉から「おばちゃん、ダブルボギーはいやだよ」と甥が言ったかのような文面でメールを送ってくることがあるという。「苦しいときは『ケンちゃん』の写真を見ると癒されます。でもきょうはあまり見ませんでした」。3年前は慣れない日本でキャディをつとめた姉とともに勝利を手にした全。今年はその姉の子、甥っ子と「苦しい場面もなく」思い出の地で圧勝劇を演じた。■2位の古閑美保の妹にも長男が誕生した。甥の名は大和くん。フロントナインの3バーディと、上がり2ホールの連続バーディには賞金女王の復調を感じさせるものがあった。■誕生ばかりではなかった。最愛の人との別れもあった。父親のスコアを追って奮闘した選手もいた。家族の存在を感じさせられた週末だった。

トムラウシ登山道入り口2009/07/20 00:40

ブログに書くべきか、書くことではないのか、気持ちを決められずにいたが胸のつかえを吐き出す意味で、ここ数日のことを記しておこうと思う。■16日、スコットランドで開幕したゴルフのジ・オープンのテレビ観戦を楽しみしていた。前週、北海道で行われたゴルフ中継の疲れも癒えぬままだったが、金曜日は休みをもらえる予定だったし、土曜日は深夜勤務だったので、少しゆっくりできそうだった。気になっていた虫歯治療の予約も入れた。■休日を前にしてホッとできるはずの夕刻、周囲は急に慌ただしくなった。大雪山系トムラウシで十数人のパーディが警察に救助を求めているというものだった。■防寒着を引っぱり出し、身支度を整える。カメラマン、ディレクターらと取材車に乗り込み、夜を徹して札幌から十勝、新得町にあるトムラウシ山の登山道入り口に向かった。■待ち受けたのは夏山の大惨事だった。■愛知、岐阜、静岡・・・大雪を訪れる登山者のことばにふるさとの懐かしい訛があった。■小学生の頃、父に「中学生に上がったら夏休みに富士山頂に挑もう」と言われたことがあった。大きくなる日が楽しみだった(約束は叶わなかった)。小、中、高と夏の地域の旅行や課外学習で木曽の山々を巡ったり、山岳合宿といった行事があった。映画「聖職の碑(せいしょくのいしぶみ)」の観賞会もあった。自覚がないまま山岳崇拝のようなものが深層心理の中に染み入っているのかもしれない。■大雪山系は厳しい環境が部外者・侵入者を閉ざし、それだけに神秘的で雄大なスケール、珍しい高山植物始め手つかずの自然などで人気がある。特にロープウェイなどアクセスしやすい旭岳や黒岳などのピーク以上に、東大雪は奥深さがあるといい、心から山を愛する人たちにとっては憧れ場所の一つとなっている。■トムラウシ山の登山口は十勝の新得町にあるが大雪山系は上川地方と十勝地方にまたがっている。代表的なピークの旭岳、黒岳は上川地方。旭岳温泉からトムラウシ温泉。旭岳からトムラウシへの縦走は上川から十勝へと歩く道でもある。■十勝から半日かけて札幌に戻った翌日、大倉山にサマージャンプの取材に行った。激しい雨と濃霧だった。■ジ・オープンは最終日。ワトソンが史上最年長優勝をするかもしれない。T・ウッズ、C・ウッド、L・ウエストウッドと気(木)になるプレーヤーが注目を集めた。■やはり何を書くべきか決めきらないウェブログ。支離滅裂の日記になった。

北海道マラソンと総選挙2009/07/21 23:20

プロ野球の北海道日本ハムファイターズが首位で折り返すことが決まった。あす22日はダルビッシュ投手が登板予定だ。ジャンプ取材の翌日の20日、そしてきょう、札幌ドームで野球中継のスタッフに加わった。北海道のファイターズ人気は高い。■そして、きょう21日衆議院が解散した。投開票日は8月30日。北海道マラソンの開催日だ。北海道マラソンと選挙開票特別番組。名実ともに「マラソン」中継となる。

天体ショー/46年ぶり皆既日食2009/07/22 12:58

自然現象は不思議、そして人の力の及ばないものですね。観測を楽しみに南の島を訪れた方々も雨天などにあった方も多かったようですね。

あと2年/アナログ放送終了2009/07/25 22:45

地デジカのストラップ

地デジカ、地デジ化、ちで鹿。きのう7月24日はアナログ放送終了まであと2年ということで、地上デジタル放送に関するイベントが行われました。私も地デジカのストラップを持ってPRしようと思います。

宮里藍USツアー初優勝か!?2009/07/26 23:47

LPGAの速報HPを見ているが、宮里藍がアメリカ女子ゴルフツアーで初優勝するかもしれない。フランスで行われているエビアンマスターズ最終日(26日)。首位と1打差4位タイで最終日を迎えた宮里は2つのボギーがあったが、5バーディの69。最終ホールのバーディでトータル14アンダー、単独首位でホールアウトした。残りは4人。最終ホールはパー5。C・カーのイーグル、S・グスタフソンのバーディーでプレーオフとなるが・・・果たして!!

おめでとう!宮里藍選手2009/07/28 02:03

やりましたね、宮里藍選手。アメリカツアー挑戦4年、初優勝です。きのうのブログ後、C・カーは追いつかず、グスタフソンはバーディを獲り、優勝の行方はプレーオフになりました。結果はご存知の通り、プレーオフ1ホール目、バーディパットを外したグスタフソンに対し、宮里藍はバーディ(砂イチ)を決めました!!フジテレビのCS中継でも、未明から今夜にかけた各メディアでもこの優勝を伝えていました。先ほど終了したフジテレビの「すぽると」もとても感動的でした。プロツアー優勝を含むアマチュア時代の活躍、ツアーフル参戦シーズン開幕V、所属大会V、誕生日週優勝、初代W杯女王、最年少日本女子オープン制覇、賞金女王、US予選会のトップ通過、メジャーでの優勝争い・・・記録的な、劇的な姿を幾度も見せたアイ・ミヤザト。直ぐにでも勝つのではないかという期待といやUSツアーはそう簡単なものではないという不安・・・。振り返ってみるとアメリカ参戦の初年度、帰国して出場し即2連勝した日本女子プロ選手権とミヤギテレビダンロップ女子オープン。その時以来の勝利でもあるのですね。初勝利までの時間、長かったか、「私にとってはこれが初優勝までに必要な時間だった」・・・正確なコメントは覚えていないが全てが必要なことだったと信じきれること。これから始まる宮里藍の次なる物語への期待も高まります。

一方的な思い出&感慨/宮里藍選手2009/07/28 16:14

記者(リポーター)、コラムニスト、制作者など取材する者たちの多くは取材対象者によって育てられます。例えば競馬サークルを取材するターフライターの方の中には、ミスターシービーと出会っていなければ、ディープインパクトと同じ時代にいたから・・・などという人たちがいるはずです。■宮里藍選手の優勝に関して、優勝インタビューなどをする安藤幸代アナウンサーの感激にも思いを馳せました。なんと幸せなことでしょう。宮里藍選手はジャンルを越えたスーパースターですから、どのメディアにも宮里藍担当スタッフのような存在がいるはずです。担当替えや人事異動で今は直接、関わっていなくともこの10年以上の間、トーナメント会場はもちろん沖縄や仙台、アメリカに足を運び取材を積み重ねた人はどれほどの数だったのでしょうか。私が感じる安藤アナはフジテレビの熱意あるゴルフスタッフの象徴的な存在でもあります。アメリカ女子プロゴルフツアーの初めての優勝がフジテレビが中継した大会であったのも運命の粋な計らいだとさえ感じました。■私が仕事で、そしてプライベートでも、ゴルフと関わるようになったのは1997年ごろからでした。スポーツニュースやゴルフ番組で大きな役割を任されるようになっていく2000年頃を境にかなり深く傾倒していきました。フジテレビのスタッフ、関係者の方々にはひとかたならぬ、もうそれはそれは大変お世話になってきました。■中学生だった宮里藍選手がサントリーレディスで決勝ラウンドに進出したときも、ゴルフ中継の勉強のため当時会場だった兵庫県吉川町のジャパンメモリアルにいました。中学生の宮里選手のインタビューの受け答えの方が私の語り口よりよっぽど上手だと指南役の方にからかわれた記憶があります。■室蘭での日本女子オープンローアマを含め、それから数年はアマチュアながら存在感のある宮里選手の魅力を感じながらも、北海道の女子プロトーナメントを担当する私にとって宮里選手が直接的な取材対象になることはないだろうなと考えていました。但し、地元のジュニア選手の紹介やゴルフを題材にした企画を通すキーワードとして「ミッシェル・ウィー」や「宮里藍」を欠かさず盛り込みました。■2003年、宮里選手がアマチュアながらプロツアーで優勝した翌週、プロ宣言する直前、アマチュアとして最後に出場した日本女子オープン(千葉CC野田C)の会場で大勢のギャラリーや安藤アナら取材陣に囲まれている様子を見ました。といっても取材ではなく北海道・千歳の中学生でこの大会に出場した菊地選手のキャディとして、私も大会に「出場」していました。菊地選手は翌年には東北高校に進学することになります。■余談ですが、李知姫選手とのプレーオフを制し服部道子選手が優勝したこの年の日本女子オープンでは、横峯さくら選手と飯島茜選手がローアマを争い、当時中学生だった若林舞衣子選手、三塚優子選手も出場していました。後で知ったのですが石川遼選手もギャラリーの中にいたのだそうです。■宮里選手がプロ入りしたとなればどんな選手なのか、翌シーズンの予定はどうなのか・・・きちんと取材しないといけません。プロデビュー戦の2003年、伊藤園レディスは島袋選手や中島千尋選手の多彩な技やプレーに改めてトーナメントの面白さを感じました。そして、あまりにも多い宮里藍を追いかける人たちの数にも圧倒されました。安藤アナに宮里選手を紹介してと頼んだのですがそんな状況ではありませんでした。■2004年北海道のトーナメントに宮里選手は出場しました。雨の中の大変なコンディション。2日目は1番Tの2組のスタートだったが、悪天候で2時間の中断があったため、生放送の中継ホールにいたのは宮里藍選手と当時アマチュアの横峯さくら選手だったのです。宮里選手は最終日、18番でOBがありながら68をマークして3位タイと追い上げました。練習ラウンドの何ホールかを歩いて見ました。最終ホールでは最終日は右のバンカー越えを狙うと話していたように記憶しています。右バンカー方向はOB杭が浅く、傾斜もありました。リスクはありますが攻撃的な攻略ルートです。「狙い通り」だったのでしょう、但し、数ヤードの違いで傾斜で右に跳ねたものでした。その辺りの真意を聞きたいと思ったのですが、その後、宮里選手が訪れることなく、その会場での大会は終わってしまいました。■7月上旬に行われる北海道のトーナメント、全米女子オープンと時期が重なることが多く、プロ入り後宮里選手が私が担当するトーナメントに出場したのは今のところその時だけです。しかし、藍&さくらと同じ1985年生まれのゴルフ選手にスポットを当てた番組を企画し、2005年暮れに放送しました。2006年の9月の日本女子プロ選手やミヤギテレビダンロップ女子オープンはスポーツニュースのミニ特集の取材で会場を訪れました。今年のサントリーレディスでも直にプレーを見ることができました。直接的に取材するチャンスはなくなったのですが、常に大きな存在感であり続けたのは間違いありません。■密着をしているわけでもなく、親交があるわけでもないのですが、私自身も少しは成長させていただいているのかなと感じているのでした。■補足、2006年、全米女子プロで優勝争いを展開した宮里選手を取材するため急遽、渡米した安藤アナウンサーの代役を務めさせていただいたのは・・・。まあ、それは良いでしょう。