村澤明伸選手 ― 2017/08/31 21:24
北海道マラソン2017で優勝した村山明伸選手。日本陸連が設定した2020年の東京オリンピックのマラソン代表選考会(MGC)出場資格の条件をクリアしMGCファイナリスト第1号となった。■大会前に話をする機会があった。北海道マラソンのこと、東京五輪のこと、大迫傑選手のことなどを聞いたが、これだけは聞いておこうと思っていたことがあった。それは「高見澤勝」先生のこと。■高見沢勝さんは長野県の佐久長聖高校から山梨学院大学を経て日清食品へ進んだ陸上長距離選手。ジュリアス・ギタヒが初マラソン初優勝した2007年の北海道マラソンで2位、日清食品ワンツーフィニッシュ。この年度をもって、日清食品を退き母校、佐久長聖高校の教員に転身し、陸上部のコーチに就任した。驚くべきはその年(2008)の北海道マラソンで優勝をしてしまう。中本健太郎や清水将也らのちに世界選手権やオリンピック代表になる選手を抑え、大会歴代3位(当時)の2:12:10、5キロ関門から全てトップを走り切る離れ業を演じた。■当時、村澤選手は佐久長聖高在学中、インターハイが終わりおよそ1ヶ月、その日も自身の試合があった(優勝)が、テレビ越しに「高見澤先生」の優勝を見て自身のことを忘れてしまうほど興奮したのを覚えているという。■今年の北海道マラソン、30キロをすぎて後ろの集団から猛追し、35キロ手前で先頭集団に追いつくと残り7キロあまりを先頭を走り続け、40キロ付近までに他の選手を振り払った村澤選手。前半のスローペースで不可能と思われた2時間15分突破をやってのけた姿に多くの人が興奮したに違いない。
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