2011北海道マラソン⑥2011/10/01 18:29

とりとめもなく続く2011北海道マラソン後記。もう⑥ですか。しかも、1ヶ月以上も経過し⑤からも一体、何日開いたと言うのか・・・。■確か前回は有力視されている選手以外で優勝するかもしれないと予想していた選手についての話だったと思います。それは鈴木澄子選手(ホクレン)。結果は2時間41分29秒で8位でした。■鈴木選手は世界ジュニアで入賞経験もある競歩出身。マラソンの自己記録は2時間32分02秒。北海道マラソンが有力選手の調整不足やペース配分の失敗などで優勝タイムが2時間33分くらいまで低下すれば、現状ではスピードがなく、自己記録がそれほど速くなくても、堅実に走った選手の逆転もあるのではないかと考えたからでした。■大会前に私たち中継テレビ局のスタッフや主催団体を構成している新聞社の記者でお願いし、何人かの選手に時間を作ってもらって話を聞きます。記録の確認をしたり、練習や調整の状況を聞いたり、放送内で再生する予定の本人のコメントをVTRに収録したりすることもあります。20分ほどの時間でしょうか。会話が弾むこともありますし、そうでもないケースもありますが、鈴木選手の場合は朴訥とした口調ながら、取材陣を笑顔にするユーモアと誠実さ溢れるものでした。■体重コントロールの目標が達成できなかった初夏の様子を話ながら「キャプテンとして示しがつかない」と「家出事件」を起こしたエピソードなどは同席したスタッフは身を乗り出したり、目を丸くしたりして聞きました。■家出は2日間かけてバックパック姿で札幌の寮から胆振の白老まで一人で歩き続けていたというのです。札幌・白老間は約100キロ。確か片道ではなく帰りも途中まで歩いてきたと言っていたはずですから取材陣の目も丸くなるはずです。腿の上がらないフォームでも骨盤を回転させて見た目以上にストライドが長いという自己のランニングフォームの説明ではジェスチャーを交えて話してくれました。■取材をしたのは土曜日の午後でしたから、その日の午前中に行われテグの世界選手権の赤羽選手の感想も聞きました。そして、ふるさとを襲った震災のことも。生家は内陸なので津波には遭わなかったが、家族は不自由な生活を送ったり、家の壁は崩れたりもしたとのことでした。「壊れたものは直せばいいことです」と話しましたが、そのあと戻せないものがある辛さは言葉を飲み込んでいました。同年代の友人、知人も犠牲になっています。■先週(9月25日)、函館でハーフマラソンが行われました。男子は佐々木悟選手(旭化成)が1時間3分18秒で野宮章弘選手(トヨタ自動車)を1秒押さえて優勝。藤田敦史、松宮隆行、諏訪利成、永田宏一郎各選手らも出場したかなり興味深いメンバーでした。津軽海峡を挟み東北各県と関係が深い土地柄でもあり震災復興支援大会として行われたこのレースで女子を1時間13分48秒で制したのは鈴木澄子選手でした。