季節は変わり11月2011/11/01 03:01

10月最後の日、北海道日本ハム梨田昌孝監督の退任会見に行った。梨田さんはマスコミ対応もソフトな方という印象。ダジャレをよく言うというエピソードが紹介されると、それに応えるようにインタビューにもダジャレを織り込んでくださった。ターメル・スレッジ選手が加入したときも、「スレッちがい(すれ違い)のないように」だとか、ダジャレを交えニヤリとする場面があった。3年目くらいかな、あまりダジャレを聞かなくなったような気がする。■心境を聞かれ「大学を卒業するような気持ち」と答えたのは日本ハムで指揮をとった4年間という期間に絡めてのものだろう。「大学院はいかないが・・・」と補足した。会見でもファンや選手に感謝の言葉に加えて「メディアの方々にもお世話になった」と心遣いのことばがあった。■選手の可能性をもっと引き出してやりたかったという悔いもあるとも、そして、機会があればまたユニフォームを着たい「永遠の憧れ日本一」へ思いは続いている様子だった。

福島千里3冠で締めた!2011/11/02 15:19

陸上の日本選手権、女子400mリレーは29日に決勝が行われ、初出場の北海道ハイテクAC(熊谷史子、北風沙織、野村有香、福島千里)が44秒64で初優勝した。アンカーの福島千里選手は6月に行われた女子100m、200mの優勝と合わせて三冠達成。日本選手権の女子短距離種目での三冠は大阪体育大学時代の北田敏恵さん以来22年ぶり。■日本選手権リレーは地元、北海道のニュースや担当のスポーツ番組の中でも紹介したが、時間が短く、いわゆる「福島主語」というやつで殆どアンカーのシーンしか放送できなかった。■福島選手も「個人種目とリレーとで比べるものではないが、今回はみんなで目標にしてきたも、北海道ハイテクACは監督、コーチ、マネージャー合わせて10人、皆で目指していたので良かった。チームで日本一は嬉しく思う、三冠目はみんなの力だと思う」と話していたから、本来なら1走・熊谷、2走・北風(いや、速かったわッ!)、3走・野村(ホッとしたのか涙ぐんでた?)、更に寺田、玉城。そして、中村、遠藤、仁井、畑・・・と、その喜びの様子も織り込まないと、だった。■皆の力、チームの喜びは短くも表彰時の良い表情をしているシーンを入れるのがせめてもの方法だった。スタンドの応援に駆け寄って見せた笑顔もスタンドの人たちの力をも表現していたのだと思う。■それにしても北田選手の三冠から22年とは。東京世界選手権から20年・・・歳をとる訳だ。

全日本合宿@鹿角2011/11/05 00:36

いよいよシーズン到来!ウインタースポーツも熱い。■女子ジャンプは2014年五輪で実施が決定!今季からワールドカップが初めて開催される。■日本ジャンプチームは女子ジャンプ不遇の時代から日本のトップを争い世界に挑戦していた渡瀬あゆみ、葛西賀子、そして、叔父のタイガーマスクヘルメットでデビューし世界ジュニアで銅メダルを獲得した伊藤有希、さらに、昨季140オーバーの大倉山大ジャンプや世界選手権入賞した高梨沙羅らの活躍に期待が高まる。それだけではない日本女子ジャンプチームに新しい戦力も充実してきている。■鹿角では午前中ジャンプ練習、午後はランニングや体育館でのフィジカル強化、地上でのジャンプテクニックチェックなどの他、用具のテストも行い、夏のまとめと冬への準備に余念がない。■さあ記念すべきシーズン開幕へ!Are U Ready (LADY)?

女子ジャンプ初のW杯2011/11/07 22:18

来月3日にリレハンメル(ノルウェー)でスキージャンプの女子ワールドカップが開幕する。女子ジャンプのワールドカップが行われるのは今シーズンから。開幕戦の遠征メンバーが発表になった。渡瀬あゆみ(神戸クリニック)、高梨沙羅(上川中学3年)、田中温子(北翔大短期2年)、岩渕香里(飯山高校3年)の4人。開幕戦後、北海道名寄での2連戦、合宿を行う。年明けの遠征メンバーは未定。充実のジャンプ女子チーム、今回、遠征メンバーに入らなかった選手たちも世界と戦うチャンスを狙う。■今夜のみちゅスポでは先日の鹿角全日本合宿での高梨沙羅選手の様子や今回、遠征に加わる田中温子選手についてお伝えする。【画像】田中、高梨、渡瀬、岩渕の4選手(左から)

ドジな方です・・・2011/11/15 02:53

業務用のものではなく、市販のカメラを使って記者やディレクター、リポーターが撮影することがあります。先週末からバレーのワールドカップやサッカー・コンサドーレ札幌、そして、陸上の北海道ハイテクACへとスポーツの現場に足を運んだのですが、サッカーと陸上とで同じアクシデントがありました。撮影中、電池切れのサインが点滅。うわー、急いで予備の電池に代えたのですが、設定が変わったり、撮れない場面があったりと残念な失敗でした。因に陸上では仁井さんの挨拶が撮影できませんでした・・・。【画像】北海道ハイテクインドアスタジアムで行われたランニングクリニック、2011年第2回トップランナー課外授業「北の大地から世界へ挑戦-北海道ハイテクACの熱き戦い-」(13日、主催:札幌広域圏組合、協力:北海道ハイテクAC)後の記念撮影。(画像の説明を追加しました)

女子初のW杯へ出発2011/11/18 19:29

女子初のワールドカップの初戦に出場する渡瀬あゆみ、高梨沙羅、田中温子の3人がきょう、新千歳を出発し、成田、ウイーン経由で合宿地のフィンランドに向かった(長野の岩渕は成田合流)。■スタートに立てる意味を考え、日本に残っている人の分も一緒に飛ぶ(渡瀬)、これまで遠征メンバーに選ばれていなかったがチャンスを頂いたので頑張って良い結果を残したい(田中温子)。ワールドカップは初めてなのでいろいろなことを勉強してきたい。今シーズはユースオリンピック、世界ジュニアで団体があるのでメダルを目指す(高梨)と話した。■シーズンインに際し、新しいウェアが届いた。きれいなブルーだ。ファスナー(ジッパー)のところがそれぞれ微妙に色が違う。渡瀬は届いて急いで荷造りしてしまったが、「世界に目立たせたい」。田中は「めっちゃナイスです」。そして、高梨は「ツルツルしている」「着やすいです」と喜んだ。■初のワールドカップもそうだが、オリンピックが決まって最初のシーズン、高梨は「とても楽しみです」と締めくくった。

「ママ」岡崎朋美2014ソチ目指す2011/11/19 15:47

リレハンメル、長野、ソルトレーク、トリノ、そしてバンクーバーと5度のオリンピックに出場したスピードスケートの岡崎朋美選手。昨年12月の長女出産を経て今シーズン、リンクに戻ってきた。■陸トレなどと言われる夏場のフィジカルトレーニングが不足しているために体力勝負の部分はまだまだ本来の状態にないが、持ち味のスタート・ストレートは上手くて速い。■全日本最上級の大会資格を獲得するため、ジャンパンカップシリーズの帯広、札幌。復帰戦だったその前の帯広の森競技会から3試合をこなし、1戦ごとに順位も内容もステップアップしている。■オーバル(室内)で行われた帯広と違い真駒内は屋外、雨の降る天気、記録は出にくい条件だが「滑りの感覚」と「順位」は意識して良いイメージを掴んでおきたいと「久しぶり」の札幌のレースに臨んでいる。「屋外は色々と条件が変わってそれも面白いですよね」とも。■ソチを狙うと自分から言ったので・・・。家族の声援も受け、朋美スマイルで新たな挑戦が始まっている。【画像】札幌オリンピックの開会式、スピードスケート会場でもあった真駒内屋外競技場(オープンスタジアム)(ネーミングライツ:セキスイハイム)のロービーで報道陣の質問に答える岡崎朋美選手。

W杯スピードスケート2011/11/19 23:40

国内では長野五輪銅メダリスト、ソチへ6度目オリンピックを目指す母となった岡崎朋美の復帰が話題になっているが、海外では今季のワールドカップが開幕した。初戦はロシア、日本勢は500メートルでは連日表彰台に立った。(男子及川2日とも3位、加藤2日目優勝、女子辻初日2位)。■19日、女子1500mに出場した高木美帆はディビジョンBながら1.59.36でトップ。Aに入れば10位以内に入れる感じのスタートを切った。小平奈緒は何かアクシデントがあったのか、と感じる開幕2日間のリザルトだが、あまり一喜一憂してもしかたない。

光ってますよ2011/11/22 17:32

出産を経て復帰した岡崎朋美選手がジャンパンカップ第2戦札幌大会の500メートルで2位に入った。報道陣のリクエストに応えて長女を抱いたツーショットに収まった。メダルを持ち嬉しそうにする愛娘に「光ってないけどね」という岡崎選手。■岡崎選手の特集を制作するにあたり、1998年の長野オリンピックの映像を見直した。銅メダルを獲得した岡崎選手は「光っていないけど私には大切で嬉しいメダル」と答える。インタビュアーは当時、NHKの嶋村俊治アナウンサー、すかさず「光ってますよ」という。■今回の銀メダルはオリンピックでも、W杯でも、代表選考の距離別、選手権、スプリントといった全日本の大会でもないが、十分輝いている銀メダルだ。【ジャパンカップ札幌大会1日目は11月19日】きょうは良い夫婦の日なので日記はこれにしました。

純ジャンプの小林です2011/11/24 01:27

スキージャンプのワールドカップが26日、フィンランドのクーサモで開幕する。初戦は団体。今シーズンの全日本男子チームの話題の人といえば、それは小林潤志郎選手(東海大札幌キャンパス)だろう。このブログの読者ならたびたびその名前を見ているだろうが、2010年1月の世界ジュニア選手権で金メダルを獲得した「複合(ノルディックコンバインド)」の選手だった。そう、だったのだ。■ジャンプと距離の両方をやる複合から今シーズン、ジャンプ専門の純ジャンプに転向した。W杯と同格の夏のグランプリにも遠征しベスト10以内に4回(個人)入りポイントを獲得、堂々とワールドカップメンバー入りした。複合の選手だった頃から伊藤杯ナイター、名寄吉田杯、宮様、蔵王など純ジャンプの大会で優勝をさらってきた。■転向、最初のシーズンについては「特にそういうことは考えていないが、やるだけやってきます」「技術がまだしっかりしていないので、その点を夏から取り組んできた、ワールドカップで多くのことを吸収してきたい」と抱負を口にし、今月19日、新千歳を立った。小林は「日本の選手も強いのでまずは日本の選手から学びたい」と言ったが、この日、一緒に千歳を発ったのは伊東大貴、湯本史寿、栃本翔平。成田では竹内択と合流、フィンランドでコンチネンタル参戦のため先に出発した葛西紀明らとも合流した。■果たして今季はどんな戦いを見せてくれるのか。オリンピックや世界選手権のないシーズン、思い切った挑戦で大きく飛躍するチャンスになると期待したい。