場内放送 南部忠平記念にて ― 2014/07/13 23:05
12日の南部忠平記念陸上で場内放送のお手伝いをした。競技会の進行アナウンス(昔は「通告」といった)の合間に、競技の見所や解説を観戦している方に放送するというもの。■延岡ゴールデンゲームズでは看板を叩く応援と同様、宗さんがペースを読み上げたり、選手を叱咤激励するフィールド内からのアナウンスが名物にもなっている。ホクレンディスタンスチャレンジでは木内さんが選手の名やペースを読み上げ、河野さん、山下さん、佐藤さん、高岡さんらが選手にインタビューする。■今回、南部陸上で始めて行われた場内放送生解説。担当したのは苅部俊二さん、専門のハードルやロングスプリントについてはもちろん、観戦ガイドやより深く楽しむヒント、選手たちのウラ話なども交えた話が競技場内のスピーカーを通じて会場内に放送された。■テレビ解説やFM波を利用しラジオを使って来場ファンに向けたイヤフォーンサービス、インターネットライブなどという方法の解説サービス・・・いろいろな大会でそうしたこともやっているようだが、南部陸上で生解説は初の試み。■競技会の間、殆どグランドレベルから場内放送をした。フィールドの中やトラックの上にも立った。話の内容は会場にいるお客さんばかりではなく、選手たちにも聞こえてしまう。これはテレビやミニFM、インターネット情報とひと味ちがう。しかし、そこは苅部さん。競技の進行や選手たちのルーティンも心得ているから、ノープロブレム。選手たちもマイクを向けると生の声を聞かせてくれた。■ま、これが日本選手権や五輪選考がかかっている大会でできるかというと・・・まあ、それは難しいだろうけれど、今回、円山競技場に足を運んだ人たちはお得だったのではないかなと手前味噌ながら思う。トップアスリートの競技を生で間近に見て感じてくれたことにはかなわないけれども。
陸上の取材 大会時 ― 2014/07/14 01:23
テレビ中継されたり、新聞等に大きく取り上げられる大会は競技エリア、観戦エリア、来賓、オフィシャル、テレビ中継、取材エリアなどかなり厳格に区分けされている。選手へのインタビュー、コメント取材はミックスゾーン(選手とメディアが接触できる場所)が設けられてそこで話を聞くことになる。更に特別なケースでは会見が設けられることもある。■選手のコンディション、個人の時間も尊重され、メディアにとっては記事を書き、放送につなげる取材環境が確保されるのは歓迎すべきことなのだろう。だが、あまりに形式的になったり、施設の形状等から、競技は映像サービスのモニターで見て、話だけ聞く、なんていう事態も起きたりする。■昔は・・・、あるいは大会によってだが、こんな取材のしかたがあったということを書いてみる。
表彰控え室 ― 2014/07/14 01:33
国立競技場の運動記者クラブの部屋の隣に表彰控え室があった。いつの頃までだったか、表彰を待っている間が貴重な取材時間でもあった。また、表彰後も賞状を手にした感想や、入賞したことで強化合宿や次の大会への手続きをするなどで本部、周辺にとどまっていることもあり、しばらく話を聞くことができた。■これもまた昔の話だがフィニッシュエリア近くにあるベンチ周辺でも話が聞けた。スタート前の脱いだジャージの上下、アップシューズなどが運ばれてきていて、選手はベンチに座ってスパイクを脱いだり、上着をきたりしている。聞かなくても、試合を反芻している選手もいるし、帰り支度をしている間に、耳と口だけ借りて話を聞いたりしたものだ。表彰される選手は、表彰控え室まで歩きながら話ができることもあったし、表彰されない選手も更衣室の前までの道筋で会話ができた。誘導されるわけでもないので、能動的に働きかけないと取材ははじまらないし、取材力がなければコメントを聞き出すことができなかった。■スタンドの報道席と選手が競技終わりに荷物をまとめるエリアへと続く通路があった。競技を見て、選手のいるエリアに降りていって話も聞く、という感じだった。試合を見る!という大前提があった。そして、フィニッシュに近い、身支度をするエリア。通常ベンチが並んでいる。競技を終えた選手はスパイクを脱いだり、再び上着を着たりするのだが、そこには、うなだれている選手もいる。興奮気味の選手も。人間模様がある。コメントだけではない。貴重な記事のソースがある。■通ることは義務づけられているが、答えるか答えないかは競技者に委ねられている。それがミックスゾーンの原則だそうだ。今は簡易な会見場となっている。
会見ブラ囲み呼び ― 2014/07/14 13:06
話を聞く、コメントを聞ける取材機会。その形式もいろいろ。□テレビ中継がある場合、競技後、テレビ中継インタビュー(大概、会場内に映像や音声が流れる)。そのあとメディアエリアでENG(ニュース記録動画カメラ)インタビュー。引き続き映像、写真撮影なしの「ペン取材」といわれる記者、ディレクター、ジャーナリストによるインタビューが行われるというのが一般的な流れとなる。□タイトルの「会見ブラ囲み呼び」とうのは取材形式の呼び方。□「会見」とは取材陣が大勢出席されることが予想されるケースで部屋が用意されれ、取材する側もされる側も座って行うことが多い。撮影機材、撮影場所も離れた一定の位置に決められる。スポーツばかりではなく、テレビのニュースでよく見る光景の形式だ。□会見は通常、出席者が先に決まっているものだが、競技会等では、予め会見ルームがあって、上位3選手、日本人トップ、特別賞受賞者など、取材陣の要請によってあとから会見に臨む人が決まることがある。こうした先に会見場があって選手などを会見場に招いて聞くことを「呼び」と言ったりする。□「囲み」は取材対象者を取材陣が「囲んで」話を聞くこと。5分から10分程度の短時間で、立ちで行われる。テレビ、ラジオ、ペン、全ジャンル一緒に囲むこともあるし、テレビ・ラジオとペンを分けて行う場合もある。もともと、短時間に共通の疑問も聞くというものなので、1度に終わらせるものなのだが、情報量や取材内容の質量など、性質の違う点が多いので、質問の順番や、途中から撮影を終え、このあとは新聞、雑誌でと分けて行われることも。時間が許せば、ちょっと座ってと、いすなどを用意して、立ちではなく座ってもらって囲むこともある。□機材やスペースの関係でテレビはテレビ用には分けて行う場合、代表取材で映像を共有することもある。□止まって取材に応じてもらう「囲み」取材に対し、移動中に横を歩きながら聞くのを「ブラ」という。「ぶらさがり」の略。取材対象者を追いかけて、ぶら下がるようにして行うことから。結果的に相手が立ち止まってくれて「囲み」になることもある。首相官邸で行われる立ち取材ももともとは歩きながら取材だったことから「ぶらさがり取材」の1つ。□規模の大きな大会ではぶら下がりはない。ノーブラである。
独占インタビュー ― 2014/07/14 19:27
会見などではなく1社だけで行ったインタビューを単独インタビュー、独占インタビューなどという。スペシャル感がある。囲みも含め、会見はみんなで聞くが、単独インタビューともなると、インタビュー企画、交渉、取材内容、放送にいたるまで独自の力量が問われる。●●さんだから応じた。◎◎のカメラの前だけに心の内を吐露したとなるわけだから貴重だ。滅多に取材に応じない人物のインタビューともなれば特別感が際立つ。とはいえ、インタビュアや趣向をこらした独自の質問もあるだろうからと、個別の撮影に対応しただけで、実は時間や日付をずらして各社平等に単独インタビューを実施した、などということもあり、厳密にいうと独自性は薄い場合もある。なのに「独占」などと唱うと失笑を買いかねない。本当の独占!インタビューはなかなかお目にかかれない。
懐かしい写真 ― 2014/07/14 23:45

手を付けていなかった部屋の荷物の中から出てきたと妻が持ってきた写真の中にあったドイツ・ベルリンの陸上競技場。2001年9月撮影。2006FIFAワールドカップに向け改修が始まっていたのかな。2009年には世界陸上が行われた。この画像のスタンドは孫基禎や田島直人が金メダルを獲得した1936年のベルリン五輪のときに作られたもの。Olympiastadion Berlin@Olympischer Platz 3, 14053 Berlin,BRD
NYCマラソン ― 2014/07/20 00:13

「懐かし」シリーズ第2弾。1991年と1992年、ニューヨークシティマラソンに参加した。当時、もらったジョン・ハンコックの名前や大会のロゴがプリントされたキャップ(帽子)。
札幌丘珠空港にて ― 2014/07/21 23:56

きのう(7/20)、函館から札幌に戻った際にパチリ。航空ショーには大勢の方が訪れたそうです。海外旅行の際、空港で写真撮影はNGのことが多いようですが、これは大丈夫でしょうか。
士別ハーフマラソン ― 2014/07/22 00:12
今井正人選手が連覇。女子は堀江美里選手が初優勝しました。今年、私自身は現地にいきませんでしたが、同僚が士別ハーフマラソン(7/20@士別市)を取材してきました。この時期のハーフマラソンは北海道マラソンを目指す選手にとってもポイントとなる大会です。今年は、どんな選手が北海道マラソンで活躍してくれるのでしょうか。◆2014北海道マラソンは8月31日午前9時スタート!2016リオ、2020TOKYOへ、注目ですよ!
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