新谷仁美に注目/きょう名古屋国際女子マラソン2009/03/08 02:08

記者会見でリディア・シモンが言った「高橋尚子さんの最後のレース(ありがとうラン)にご一緒でき光栄だ」■会見場でシモンの横に座っていた藤永佳子(資生堂←筑波大←長崎・諫早高)の現・指導者は弘山勉、シモンが2000年の大阪で共に激闘を演じた弘山晴美の夫でありコーチである。そのことを知っているか?とコメントを求めれば良かったがスムーズにトランスレートできず気の利いたコメントは得られなかった。弘山はシモンに敗れシドニーのマラソン代表の夢が断たれた。しかし、失意の弘山を勇気づけたのもシモンであった。そのシモンはシドニーで高橋尚子に敗れ、それが転機となって更に強くなれたという。■会見場で藤永の隣に座っていたのは2000年シドニーの高橋金メダルに憧れ、今、小出門下の新谷仁美(豊田自動織機・佐倉ACにトレーニング指導委託←岡山・興譲館高)、更にその隣にも小出門下の堀江知佳(アルゼ←積水化学←須磨女子高)が座っていた。そして、大南敬美(トヨタ車体←UFJ銀行←福井・美方高)も日本人選手最有力招待選手の一人として会見に出席していたが、大南の監督はシドニー五輪当時、高橋尚子のコーチングスタッフだった。■テレビの解説は有森裕子さん。東京のラストレースをした時、同郷・岡山の新谷と一緒に走っている。新谷はそこで優勝している。様々な縁を感じつつ。高橋尚子のラストセレモニーレースで優勝するのは・・・メダリストのセレモニーレースでもあった、あの東京と同じ選手というのが私の予想である。 ■http://anakonda.exblog.jp/9784433/

10年ぶり世界へ/藤永が名古屋国際女子M優勝2009/03/08 21:57

8日に行われた名古屋国際女子マラソンは初マラソンの藤永佳子が逆転で初優勝を果たし、8月にベルリンで行われる世界陸上選手権のマラソン代表を決めた。99年セビリアの世界選手権に高校生ながら日本代表に選ばれた藤永、10年のときを経て再び日の丸をつけ世界に挑む。■同様にかつてスーパー高校生と言われた新谷仁美は30キロ手前で、先頭に立ち一時は独走態勢を築いたが、終盤失速した。レースを振り返ると涙が溢れ出してしまった新谷。最終的な順位は果敢に勝負に出た結果でチャレンジで得た収穫は大きい。藤永のキャリアまで6年も猶予がある。■高橋尚子はすれ違う新谷を見て「トップなんだなぁ、出たんだなー」と見送ったという。ゴールで結果を知って、私が初マラソンをした年齢よりもずっと若い。まだまだ可能性はいっぱい、これかれだよ〜と励ました。■世界選手権の代表は東京女子の尾崎好美、大阪の渋井陽子、名古屋の藤永という各優勝者が内定。あと2人は、4月の海外マラソンで2時間24分程度の記録で優勝に匹敵する成績を上げる者が出現しなければ、東京2位の加納由理、大阪2位の赤羽有紀子が有力。22日の東京マラソンの女子に選考対象大会の北海道で優勝した佐伯由香里が出場する。北海道の成績では選考に訴えるインパクトは足りないが、東京のレースでアピールポイントがあればベルリンに近づく可能性もある。日本陸連は23日に内定した3人を決定し発表するが、更に1から2人についても発表する可能性があるという。■http://anakonda.exblog.jp/9790481/