福島千里選手@北海道恵庭市2009/06/23 18:31

今月3日深夜の「すぽると」、8日(月)夕方の「UHBスーパーニュース」(北海道内)で紹介された陸上女子短距離の福島千里選手。日本選手権が近づき「楽しみにしています」と伝えると「楽しみですか?」と聞き返されました・・・。楽しみですよね!。誰も踏み込んだことのない世界にドンドン進んでいく、その才能と可能性。スーパーアスリートの姿を目撃するのって、同時代に生きている者にとっては超ラッキー!わくわくしますよね。■福島選手は北海道幕別町出身。糠内小学校4年のときに十勝の陸上クラブ「帯広JAC」で陸上競技を始めます。陸上を続けてこられたのは子どものころからクラブ、部活動・・・それぞれで陸上仲間や先輩、指導者はじめ周囲の人に恵まれたこと。そして成績や記録が順調にでて楽しかったからだといいます。■現在も北海道ハイテクACの中村宏之監督、マネージャー兼任の畑善子選手、コーチ兼任の仁井有介選手、3つ年上で全国中学、全国高校総体、そして日本学生といずれもチャンピオンに輝いている前北海道記録保持者の北風沙織選手、1つ年下で100メートルハードルのジュニア日本記録保持者、高校総体V3、07年インターハイ陸上女子三冠&MVPの寺田明日香選手、そして、名前は表に出てこない、魅力的な多くの人たちに囲まれて「進化」を続けています。もちろん中学、高校の頃から高め合い、敬意をもつ存在でもある高橋萌木子選手や中村宝子選手というライバル。■「もっと、もっと頑張ろう・・・」と思う出来事があるたびに飛躍をしているようです。例えば中学のころ、全国中学は100mも200mも2位だったんですよね。その大会前には200メートルでその年のランキング1位のタイムを持っていたのに!。ちなみにその200メートルのタイムは全道中学でのものですが、そこにも「悔しさ」のドラマがありました。全道中学陸上は100メートルと200メートルの2冠が有力だったのですが、100メートルはフライングを取られて失格。スタートしないまま終わってしまったのです。200メートルは100メートルの後だったので、おそらく周りは「上手くスタートできるだろうか」、「落ち込んでいないだろうか」とヤキモキしたはずです。しかし、本人は「スパーッと」駆け抜けて25秒02の自己記録をマークしたのでした。■勝負はミズものですが、日本選手権、楽しみにしましょう。女子200メートル決勝は26日、女子100メートルは28日、会場は昨年11秒36の日本タイ記録をマークした場所、広島。ちなみにその時は記録よりも、それまで勝つことがあまりなかったので、「勝ったかも!」という点で印象に残る大会だそうです。