トムラウシ登山道入り口 ― 2009/07/20 00:40
ブログに書くべきか、書くことではないのか、気持ちを決められずにいたが胸のつかえを吐き出す意味で、ここ数日のことを記しておこうと思う。■16日、スコットランドで開幕したゴルフのジ・オープンのテレビ観戦を楽しみしていた。前週、北海道で行われたゴルフ中継の疲れも癒えぬままだったが、金曜日は休みをもらえる予定だったし、土曜日は深夜勤務だったので、少しゆっくりできそうだった。気になっていた虫歯治療の予約も入れた。■休日を前にしてホッとできるはずの夕刻、周囲は急に慌ただしくなった。大雪山系トムラウシで十数人のパーディが警察に救助を求めているというものだった。■防寒着を引っぱり出し、身支度を整える。カメラマン、ディレクターらと取材車に乗り込み、夜を徹して札幌から十勝、新得町にあるトムラウシ山の登山道入り口に向かった。■待ち受けたのは夏山の大惨事だった。■愛知、岐阜、静岡・・・大雪を訪れる登山者のことばにふるさとの懐かしい訛があった。■小学生の頃、父に「中学生に上がったら夏休みに富士山頂に挑もう」と言われたことがあった。大きくなる日が楽しみだった(約束は叶わなかった)。小、中、高と夏の地域の旅行や課外学習で木曽の山々を巡ったり、山岳合宿といった行事があった。映画「聖職の碑(せいしょくのいしぶみ)」の観賞会もあった。自覚がないまま山岳崇拝のようなものが深層心理の中に染み入っているのかもしれない。■大雪山系は厳しい環境が部外者・侵入者を閉ざし、それだけに神秘的で雄大なスケール、珍しい高山植物始め手つかずの自然などで人気がある。特にロープウェイなどアクセスしやすい旭岳や黒岳などのピーク以上に、東大雪は奥深さがあるといい、心から山を愛する人たちにとっては憧れ場所の一つとなっている。■トムラウシ山の登山口は十勝の新得町にあるが大雪山系は上川地方と十勝地方にまたがっている。代表的なピークの旭岳、黒岳は上川地方。旭岳温泉からトムラウシ温泉。旭岳からトムラウシへの縦走は上川から十勝へと歩く道でもある。■十勝から半日かけて札幌に戻った翌日、大倉山にサマージャンプの取材に行った。激しい雨と濃霧だった。■ジ・オープンは最終日。ワトソンが史上最年長優勝をするかもしれない。T・ウッズ、C・ウッド、L・ウエストウッドと気(木)になるプレーヤーが注目を集めた。■やはり何を書くべきか決めきらないウェブログ。支離滅裂の日記になった。
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