一喜一憂しない2011/06/26 00:25

24日のプロ野球中継の本社担当を終え、今朝(25日)は飛行に乗り本州へと移動を開始した。関西入りし、宝塚ゴルフ倶楽部へ。日本女子アマチュアゴルフ選手権の決勝(36Hマッチプレー方式)が行われていた。一便で伊丹に入れば良かったのだが、残念ながら試合の様子は全く見ることができなかった。試合終了に間に合わなかった。しかし、勝負を終えたその日に、その日の競技者の顔を見る、話を聞くことは意義がある。■優勝は本部高校3年の比嘉真美子選手。勝利への強い意志をもって臨んだ大会でストロークプレーからの5日間の長丁場、約8ラウンド(125ホールズ)を計画的、戦略的になおかつ1つ1つ淡々と積み上げて目標に到達した。服部道子、大山志保、ウェイ・ユンジェ、宮里藍、宮里美香、諸見里しのぶらが並ぶ歴代優勝者の中にその名を刻んだ。【以下、文章を分割しました⇒一喜一憂しない②から④へ】

一喜一憂しない②2011/06/26 00:25

今回の旅の目的地は鳥取県。26日の布勢スプリント2011を見るため。陸路、兵庫から鳥取へ。北海道内の移動を考えると本州内は意外に近い。■布勢スプリントは2年前、福島千里選手が1日2度日本記録を叩き出したスプリント&ハードルの直線種目だけの記録にチャレンジする大会。この2年はサッカーワールドカップやアジア陸上選手権の関連で日本選手権が6月上旬となったことからこの大会は6月最終日曜日に行われている。■2年前は日本選手権の前だったから刺激走兼トライアルとしての位置づけだったろう、11秒36の日本タイから11秒30を突破して単独日本記録、そして、その日の内に11秒24にまで記録を伸ばした。去年は日本選手権後の日程のなかで、それでも前年に出したときには日本記録だった大会記録と同じ11秒24をマークしている。

一喜一憂しない③2011/06/26 00:25

福島選手は年々レベルアップしている印象だが、特に今年は試合への臨み方が違う。レースのスケジュールも「挑戦的」だ。AKB48ではないが「ヘビーローテーション」。春から全て試合でつないでいっているのだ。シーズン中でも、鍛錬期、積極的休養を含めたレスト、刺激、調整など細かい強弱や山をつくったりするものだが、それがない。4月29日の織田、5月3日静岡、5月8日GGP川崎、5月12日テグ国際、22日、26日、29日のアジアGP、そして今月10日からは3日間で5本走った日本選手権。全て飛行機を含め長距離移動を伴っている。そして26日のあと10日もすればアジア選手権が待っている。■当然、無計画にやっているわけではない、挑戦であり、実験でもあるのだろう。こういう試合で繋いでいく過ごし方の場合どうなるのか・・・。

一喜一憂しない④2011/06/26 00:25

日程と同時に考え方やテーマのとらえ方も明確にしている様子だ。日本選手権で福島選手は「普通に」という表現を使っていた。当たり前のことを当たり前にやっていくことの大切さと難しさ。また「トータルで考えたい」ということばも使っていた。特別なことも特別としない。「達観」とでもいうのか思考、メンタルでもステージを上げている印象を受けた。■ゴルフでは一喜一憂しないことが良いプレーヤーの条件の1つといわれている。バーディでも、ボギーを叩いてしまっても、淡々と1打1打やるべきことをやる。運、不運もつきもの。涼しい顔をして、同じ表情でプレーする。ナイスショットに浮かれたり、予期せぬ結果に沈んだり、そういうことをしないで、如何に平常でいられるか、心を波立たせず、目的に向かっていくのか・・・。■野球の投球で言えば1球のスピードガンコンテストではなく、先発完投型の「本格派」投手の取り組み方になっているような気がするのだ。26日はどういう走りをするのか、いずれにしても一喜一憂することはないだろう。

来た方に損はさせません2011/06/26 12:59

福島千里選手の第1レースは11秒24の大会タイ記録。これで3年連続この大会で11秒24をマークした。しかも、今回は向風0.3メートル。向かい風です!!。因に正午の気温は28.5度。湿度83パーセント。記録を狙う大会の趣旨にそって、このあと男子100メートルはバックストレート使用に変更になる。準備に時間がかかる。■女子の第2レースも風によって、ホームストレートか、バックストレートか対応する予定。中村監督「向かい風でこの記録でしょ!きょうは来た人に損はさせませんよ」と第2レースの好記録を予告した。■布勢スプリント2011速報【7.1画像をアップ】

3つの記録2011/06/26 20:58

陸上の福島千里選手が女子100メートルで11秒16の日本最速をマークしました。惜しくも追い風が強く公認とはなりませんが、日本選手が11秒2を突破するのは初めてです。福島選手は同日の第1レースで今季自己ベスト、今季日本最高の11秒24で走っていますが、この日本歴代2位タイ記録は向かい風での日本最高記録です。さらに、福島選手は400mRにも出場。アンカーとして日本選手権参加標準記録突破にも貢献しました。チーム新記録です。リレーは特に楽しそうでした。円陣組んで気合いの掛け声とかやってました。