クリスマスプレゼント!? ― 2012/12/24 00:05

「きょうは大サービスだなぁ〜!」記者に囲まれて質問に答えながら福島千里選手が笑った。「今年は全然、話してこなかったけれど、クリスマスということで」と笑顔で続ける。■23日、札幌陸上競技協会が北海道ハイテクACで行った小学生の陸上教室でのこと。今年で3回目となるこの催し、12月下旬に行われるということもあり、クリスマスにまつわる話や1年の振り返り、そして翌年への目標、抱負などの質問が出る。■今年も一通り、子供たちと接してどうだったか?指導するときに心がけていることは何かなどといった陸上教室に関する質問のあと「今年はどんな年だったか?」という質問になった。すると福島選手、いたずらそうな表情を浮かべて「それ、聞いちゃいます?」と聞き返す。一瞬、たじろいだインタビュアーは「年の瀬も近いので・・・」と食い下がる。福島選手、ウフフと不敵な笑みを浮かべ「まあ、聞かれると思っていました」と言ってから、何と答えようかと慎重に言葉を探しているようで、「うーん、久しぶりに苦しい1年でした」とサラッと答え、さらに「苦しい年だったけれど『そういう年があったから良かった』といえるようにしたい、これからが大事」と言葉を続けた。■子供たちと接するときに心がけていることは、「本気でやる」ということ。陸上をやってみたいなと思ってもらいたい。それには何をどう説明するとかではなく「本気を見せる」こと。それが一番、説得力があると考えている。本気でぶつかると、子供たちも必死でやってくる。「すごく良い練習になります」。「私にとって、こういう機会はクリスマスプレゼントをもらっているみたいなものなんです」、「小学生のみんなにとってもクリスマスプレゼントと、少しでも感じてくれたらうれしい」と言って、またニコッと笑って「うまくまとまりましたよね」と取材を締めくくった。■画像は福島選手を描いたグッズ(ストラップ、リストバンド)。ハイテクACの母体になる専門学校のデザイン関係の生徒が描いたものらしい。恵庭の道の駅、Jikeiれすとらん(ジケイレストラン)などで取り扱っている。
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