冠婚葬祭: KONDA, Homare Blog

おそらく廣瀬アナのことですよね？
ラジオＮＩＫＫＥＩの方や競馬関係者から訃報あって、ご存知かと思い、触れなかったのですが、そうですか・・・。
私の生前の広瀬アナとの接点は、
競馬開催後の居酒屋で偶然、近くの席になり、友人が声をかけ、あのきれいな声で、競馬についていろいろお話を伺ったことがきっかけです。
闖入者である我々を嫌な顔をせずに受け入れてくださり、その競馬への情熱を触れました。
当時、競馬をギャンブルとしか捉えていなかった私を、競馬はロマンという思いに転換してくださいました。
一口馬主として競馬に足を踏み入れるきっかけにもなりました。
数年前まで、愛馬の応援と京都開催時は、ほぼ毎週競馬場通いをしていました。帰りの大阪へ向う京阪電車の中で、お見かけしてまた声をかけるといったことがよくありました。
そのことを知っている競馬関係者さんからの知らせを受け取ったのが、告別式の早朝でした。
公式なお付き合いが無いので、告別式は気が引けたのですが、せめてご焼香を、と思い立ち、御影駅近くのお寺へ向いました。
受付の方のご好意で、式場の中に招き入れていただいて、最後のお別れができました。
式場では、担当されたＧＩレースの実況が流れておりました。
同僚アナの皆さんが冷静な中、私はずっと泣いておりました。
お仕事上でのお付き合いが無い私でも、悲しく残念でなりません。
４９歳は早すぎですよ・・・。
お兄様が、遺族代表の挨拶に立たれましたが、
独立してこれからというときに、という言葉を聞き、
競馬実況・人生においても円熟の度合いを深める前に
旅立つことになり、無念であったろうと思います。
奥様と娘様を遺されて・・・。

ただ、拝見したお顔が安らかであったことが救いです。

元の所属先・ラジオＮＩＫＫＥＩさんで、廣瀬さんを偲んで追悼番組を放送されました。
ＨＰにオンデマンドがあり、皆さんがコメントを残されています。
最後に、このことをブログに書くことをためらったのですが、あえて書き込みました。
謝ります、申し訳ありません。

はじめまして、Stray Horseと申します。
オイラも、その方に関してちょっとだけ思い出話をさせてもらいます。
オイラは直接お話させてもらう機会は無かったのですが、イベントで放送席やウィナーズサークルにお邪魔した時、その笑顔に出逢うことが多かったです。その時もイヤな顔ひとつせず、ただファンに笑顔で答えている姿が印象的でした。他局の競馬中継でのインタビューで、競馬実況を熱く語ってたんですが、そのスタンスは、彼自身が大好きだった小津安次郎監督の作品の世界の様でした。シンプルでもわかりやすく、決して熱くなり過ぎず、だからと言って冷めた感情でなく、ありふれた言葉でも丁寧に“語る”様な実況は、何度聞いても飽きがこないモノでした。
近田アナ自身の心中、お察し申し上げます。ですが、コレも彼なりの“優しさ”だと受け止めてやってください。それが、彼自身のもっともの“安らぎ”だと思います。

追伸:彼の誕生日に、追悼のOFF会を園田競馬場でやろうと思ってます。