ザ・ベスト102010/05/17 03:00

なんと!アサブロのアクセスランキングが8位と一桁入りした!!。アサブロユーザーがどれほどいるのか知らないが、ベスト10入りはスゴい。■さて、土曜日の北風選手の補足。北風沙織選手が左スネを疲労骨折したのは2006年。アジア大会の陸上女子100メートルで決勝に進出したときも痛みがあった。2007年は地元、日本で世界選手権が開催されることもあり、だましだましの状態で静岡国際で当時の北海道記録を更新するなど代表ゲット。翌2008年は北京五輪イヤー。シーズン初戦の織田記念で11秒4台まで記録を伸ばした。痛みを抱えながらだったが、五輪の夢を諦めたくなかった。その北京にはチームの後輩、福島千里選手が56年ぶりの女子100メートル出場を果たす。■中村監督は北風に「夢は4年後のロンドン、思い切って治療をしよう」とさとし、最初の手術に踏み切る。プレートを入れるものだった。北海道ハイテクACのメンバーは福島の出場した女子100メートルを現地で応援した。「夢はロンドン」だからこそ。五輪の空気を皆で体験しておこうという考えだった。それでも北風にとっては出場を夢見た北京五輪を北京にいながら、スタンドで見るのは辛かった。■更に追い打ちをかけたのが、痛みがなくなるはずの左足の状態だった。2009年、国際グランプリ大阪大会では女子400メートルリーレー、日本の第一走者として日本新記録に貢献、日本選手権の女子100メートルでは11秒84で予選を突破した。しかし、痛みがいつも同居していた。日本選手権は結局、準決勝を棄権。世界選手権ベルリン大会の代表を諦め、痛みを取るため2度目の手術に踏み切る。そして、その傷口にばい菌が入り予期せぬ3度目の手術までするハメになる。さすがにこれは滅入る。「なんでこんなことに」と落ち込むこともあったという。■15日の記録会、「まだまだバラバラで内容はよくない」と言いながら「でも痛みなく走れた」。「課題はいっぱいだけどそれでも目標としていた11秒台はクリアできたので良かった」と話した。そして、これからの楽しみとして「リレーを走りたい」と。この春、北海道ハイテクACには沖縄から新メンバーが加わった。福島千里選手は勿論、ハードルの寺田明日香選手はインターハイ女子100メートルチャンピオンでもある。単独チーム最強リレーメンバーの実現は近い、見る方もワクワク、楽しみだ。